“青天の霹靂(へきれき)”とでも言うのでしょうか。
事故からちょうど1年後です。
予想だにしなかったことが起こりました。
朝、息子が『きょうは歩いて行く』と云い、徒歩通学したのです。
私共両親は、唖然としてしまいました。
このブログに以前書いたように・・・・
2017年11月✕日、自転車通学中、中学1年の息子は、後ろから車に跳ね飛ばされました。
そして心身に怪我を負いました。
身体の傷は1か月ほどでどうにか癒えましたけど、事故によりPTSD(心療内科医師の診断によれば”不安恐怖症”)を発症し、自転車通学ができなくなりました。
その為、毎日4キロの道のりを、重い通学カバンを背負い片道1時間かけて、徒歩通学することを余儀なくされました。
中学1年生にとっては、見るからに辛い〈通学〉でした。
しかし、約4か月後、自転車通学を再開できるようになり、私共はPTSDは治癒したと安心し、心療内科での治療を打ち切りました。
それが翌年の同じ11月、また自転車通学ができなくなってしまったのです。
息子に事情を聴いてみると・・・・
『1年前の11月に車にひかれた日は、(部活の)新人戦の翌日の月曜日だったんだよ』
『今日も同じ(新人戦の翌日の月曜日)だから、歩いていく』
PTSDが実は治っていない、心の奥底に隠れていただけと知り、私どもは愕然となりました。
治療を止めた時、医師は『不安恐怖症は再発もあるから・・・』と仰っていたのですが、まさか現実になるとは思いませんでした。
1年後に、同じ11月の試合の翌日、恐ろしい体験がフラッシュバックしたのでしょうか?
『心の傷』、というバケモノの奥深さを知らされました。
以降、今(2019年3月20日)現在まで、息子は徒歩通学を続けています。
車に殺されそうになったという恐怖の体験は、心の傷は、いつになったら癒えるのか・・・・
唯一の救いは、1年前よりは、息子は肉体的に逞しくなっていることです。
前のように、心身が疲れ果て、部屋に引きこもり、不登校することはありませんが、朝暗いうちに家を出て、夜暗くなって帰って来る生活です。
それにしても・・・・・・
(加害者が・・・加害者のしたことが堪らなく憎い・・・)