~ 夢の途中 ~

強い?弱い?上手い?下手?そんなの関係ない!
全員が全力疾走!そんな『何か』を感じさせてくれるチームを応援します!

進路が・・・

2013年10月23日 | 高校野球

いよいよ10月26日から開幕する第133回 九州地区高等学校野球大会

言わずと知れた来春の選抜出場校を決める大事な大会。

九州各県を持ち回りで開催され今秋は沖縄県で開催される。

出場校は各県秋季大会の上位2校、つまり各県の優勝校・準優勝校しか今大会への招待状が届かない。(※開催県のみ4校出場)

そしてこの秋は沖縄セルラースタジアムをメイン会場に熱戦の火蓋が落とされる。


応援するのは福岡2位で出場する西短大附、なんせここの1年生で教え子が頑張ってるんだから熱が入るのは当たり前。

まぁ本人は複雑な心境を吐露・・・「負けたらムチャクチャ悔しかばってん勝って九州大会にいけば1年生大会に出られんとですよ・・・」だけどそんなのは九州大会で勝ち進んで選抜決めればぶっ飛んじゃうよ!



初戦の相手は鹿児島県1位・強豪中の強豪である神村学園。

胸を借りる?チャレンジャーとして挑みたい?そんな事言ってるとツブされてしまうぞ!

福岡県代表としてのプライドを持ち、正々堂々と正面から迎え撃ってやれ!

小野君の全国デビューが待ち遠しい・・・・。


・・・九州大会は硬いボールだけじゃねぇ!

時を同じく第42回 九州地区高等学校軟式野球大会も開催されるのである。

10月27日・・・浦添市民球場にて軟式野球部員の夢も弾け出す!



全国軟式大会の舞台で着実にその名声を高めている福大大濠高校が鹿児島実業と激突!楽しみな対戦だ。


その福大大濠高校を福岡大会決勝戦で下したのは糸島農業高校。

福岡大会準決勝では大和青藍と延長15回、0-0で決着がつかず、その再試合も3-2と際どい戦いを制した。

続く決勝でも1-0と云う最も軟式野球らしいスコアで大濠高校を下し優勝を決め九州大会出場権を獲得した。

糸島農業は熊本県代表・開新高校と対戦。

しかし今週は沖縄県を台風が直撃する予想であり選手の移動も大変だろう。まぁ各地に甚大な被害をもたらすことなく消え去って欲しいんだが・・・・。

初優勝!

2013年10月04日 | 高校野球

遠く離れた八丈島で快挙を達成!


第68回国民体育大会にて鹿児島工業が初優勝!

国体において、高校野球は硬式・軟式ともに正式競技ではないがかなり嬉しいニュース。



高校軟式野球 鹿児島工業の優勝までの道程。











鹿児島工業のエース井上投手、全4試合36イニングを1人で投げ抜き7失点。見事にエースとしての役割を果たしたことでしょう。

チームの勝ち上がり方も「これが軟式野球だっ!」ってな接戦を制していった。

初戦から滝川二(北海道代表)相手に2-2で決着付かず、延長タイブレークも2-1ときわどい戦い。

続く準々決勝も北関東代表の土浦日大と2-2で決着付かず延長タイブレークに突入し5-1で勝利。2戦連続でタイブレークにもつれ込みながらも勝ち上がった。

準決勝の秋田商業戦は2-3の1点ビハインドで迎えた9回に逆転しそのまま勝利。吉永選手が本塁打を放つ。

高校生活最後の試合となる決勝戦はエース井上君の完封勝利と接戦に次ぐ接戦を制した粘りはお見事!国体優勝に相応しい粘り強いチーム、まさにチーム一丸となり掴んだ初優勝でしょう。


そして大会会場となった『八丈町南原スポーツ公園野球場』のロケーションの素晴らしいこと・・・・






※高校軟式野球のマスコットキャラ『ゆりーと』



鹿児島工業高校軟式野球部の皆さん「おめでとうございました」

最後の最後で無敵のチームになりましたね。



そしてそう・・・・無敵と言えば・・・武井壮!

しかし同じ無敵の武井だったら何千倍もこっちの武井さんの無敵の方が好きなんである。



この笑顔・・・・マジで無敵だ。



そして『MUTEKI』シリーズの吉野公佳さんもエロ過ぎて好き!

さっ早朝会議だ!

13.福岡秋季大会 三潴 - 福岡工業

2013年10月03日 | 高校野球

3年生の最後の夏が終わりの音を告げると同時にスタートする新チーム。

来春の甲子園を賭けた球音が、高く・・・青く澄んだ秋の空(10月の声を聞いてもまだ夏日を記録する久留米だが)に吸い込まれていく。


しかし残念ながら応援していた三潴高校は初戦敗退となってしまった。福岡の古豪・福岡工業高校に対し、善戦はしたが惜敗した。



13.福岡秋季大会一回戦 三潴高校 - 福岡工業


来春の道は閉ざされてしまったが下を向いててもしょうがない。

「あのエラーが・・・」、「あの時打ってれば・・・」悔やんでも過去の結果は変えられない。

変えられないものに何時までもこだわっていても前には進めない。進めなければ成長はない。

下を向いて歩いたらつまずく事はないだろう。でも前を見なきゃ壁にぶつかってしまう。どの方向に進んでいるかでさえ分からなくなってしまう。

つまずく事なんか恐れる必要はない。そんなもん踏みつぶせばいい。ひとまたぎして飛び越えればいいだけだ。

高校野球が出来るのはたかだが2年4ヶ月。落ち込んだり後悔している暇はない。


この冬、歯を食いしばり耐えて抜こう。必死に喰らいついていこう。


来年の夏・・・・笑って終われる準備をしよう。


快挙?野球部員の立つ瀬がない?

2013年09月24日 | 高校野球



今秋、東福岡の実力派は本物なのか?

祐誠高校-ソフバの坂田投手を彷彿させる東福岡の左腕・・・なかなかいい!



直球・スライダーの制球も良い・・・が、空振りが取れていない。

三振取れるのが良いってことはないが、あれだけの真っ直ぐとスライダーが投げれてるのに空振りが少ないってのはボールが見やすいとかフォーム的な欠点があるのか?

変化球はスライダーのみなのか隠していたのかは分からないが、坂田投手ばりの大きなカーブでも投げりゃ~ちょっと打てねぇ~な。


中軸も振れている。







父兄と控え選手の一糸乱れぬ応援はお見事!





それに対抗するのが第一試合に登場した西短大附。





夏見たときは「どーしちゃたんだろうか?2年春でもう終わったのか?」ってな感じだったが、剛速球と云うより快速球と云うような球を投げ込んでた。


そしてこの西短エースはバッティングもいい。左中間・一番深いトコロへ軽々と運ぶ飛距離はエゲつない。

この秋の注目チームです。


注目と言えばこのチーム・・・・



正式部員が5人であとは助っ人と云うまるでサンデーウェルみたいなチームだ。セカンドと外野が帰宅部とスキー部、しかも助っ人のスキー部員がホームランを放つなど3戦連続のコールド勝ち。決勝は北照高校に負けたみたいだがこの快進撃はお見事!(ウチの助っ人もこれぐらい打ってくれれば楽なんだが・・・)

これはもう物語である。

帰宅部の生徒が可愛いマネージャーの誘いのって野球部に入り、やがて恋が・・・・「えっ?なに?この胸のキュンって音。ううん違う!これは恋なんかじゃない・・・あいつはただの選手。なのにどうしてアイツのことがこんなに気になるの?」


・・・・あだち充さん辺りが直ぐにでも漫画化しそうな話ですね。さっそく岩崎良美さんのスケジュール押さえて主題歌でもお願いしましょう!


ついに決勝へ!

2013年09月07日 | 高校野球

第26回IBAF18Uワールドカップ、今日の2次リーグ最終戦(VS米国戦)を待たずして決勝進出を決めた。



今日の最終戦はその米国と対戦し勝敗の結果にかかわらず決勝戦も米国との対戦となる。

ちなみに過去の優勝はキューバ11回、アメリカ6回、韓国5回、台湾2回、カナダ1回で、日本は悲願?の初優勝に王手をかけている。

「えっ?日本は優勝ゼロなの?」野球大国と自称する日本が優勝ゼロなのは不思議な気もする。

が・・・・理由は明々白々、ほとんどの大会に不参加なんである。理由はただ一つ、AAAアジア予選と夏の甲子園がダブっているため。

04年、第21回大会から9月開催になりようやくまともに参加。(たま~にチラホラ参加してたのは関東地区代表みたいな地域代表チームが参加)

しかし21回大会の準優勝が最高成績で、そのあとはアジア予選敗退が2度、そして昨年は花巻東・大谷投手や大阪桐蔭・藤浪投手、まだ2年生だった大阪桐蔭・森捕手があんだけぶっ飛ばされなが頑張っても・・・6位だったことを考えると・・・まだ決勝が残っているとはいえ凄い。

今大会も1次予選を軽々と突破。2次予選では韓国-キューバ-アメリカと対戦しなきゃいけないんでちょいと厳しい試合が続くかな~なんて・・・・蓋を開ければ韓国、キューバをともに10-0のコールドで撃破、投打で圧倒した。


その中でも松井投手のスライダーがエグいことエグいこと。ホームプレート付近だけ激しいGが加わってるんではなかろうか?

彼のボールだけは落体の法則や重力加速度が当てはまらないのではなかろうか?そんな気にさせるような急停車・急降下だ。




ただもっと驚いたのは大阪桐蔭・森捕手。おそらくそんなに受けてないであろう松井投手のスラを事も無げに捕ってる。

常日頃から受けてたんならまだしもたかだか、まともに受けだしたのは1週間程度だろう。それを簡単に(実際は一杯一杯なのかもしれないが簡単にみせる技術がすごい)・・・・。

正直、打つだけのキャッチャー・・・だと思っていた。まぁこんなの見ちゃないだろうが、「森君ごめんなさい」です。



国際大会より国内大会である甲子園の日程を全くイジろうとしなかった(今も進行形)ことから、高野連にとっては悲願ってほど大事な大会ではないだろうが、兎にも角にも野球ファンにとっては悲願の優勝である。

宿敵アメリカをも撃破して欲しい。


まさかのダブルか?

2013年08月29日 | 高校野球

まずは先日の投稿にて「福大大濠の夏が終わった」そう言いましたが間違い・・・大濠高校・・・国体に選出されました。

お詫びと訂正を兼ねて「大濠高校軟式野球部の皆さん!おめでとうございます!」

今年の国体開催地は東京です!

是非、東京でも大濠高校の野球をして欲しい。猪俣投手のクロスファイヤーで度肝を抜いてやれ・・・。

硬式野球の試合会場は八王子市民球場、そして軟式は・・・ん?南原スポーツ公園野球場?私も長いこと(って言っても10年程だが・・)東京に住んでたけど聞いたことない球場・・・・ググってみると・・・・



お~八丈島か!羨ましい!って観客はいるのか?まぁ学生野球なんで観客の入り具合は関係ないが、お客さんが多ければ選手たちの気合の入り方も違うだろうに・・・。


その『第58回全国高等学校軟式野球選手権大会』もいよいよ大詰め、今日は準決勝、ベスト4が激突する。

まずは秋田商業。我らが大濠を延長13回1-0で破り勢いにのり、続く日大土浦も5-0で撃破。エース小野寺投手は2試合連続の完封劇です。

対する四国代表の新田高校は初戦の羽黒(南東北代表)を2-1、準々決勝でも静岡商業(東海代表)を3-2と1点差の接戦をものにし勝ち上がってきた。

秋田商・小野寺投手が3試合連続完封なるのか?それとも新田打線が接戦に持ち込めるのか?


準決勝第二試合は初出場の横浜修悠館(南関東)対PL学園

2試合で13得点と破壊力抜群の横浜修悠館打線、これを1回戦の滝川西(北海道)を延長10回2-1、準々決勝の鹿児島工業戦を1-0と際どい戦いを継投で制してきたPL投手陣が止めることができるのか?こちらも楽しみな対戦です。


ご存知の通り甲子園は前橋育英が初出場初優勝、軟式も横浜修悠館が初出場初優勝となるのか?

過去に、硬式・軟式の優勝校がともに初出場初優勝ってのがあったのだろうか?(調べるのがメンドイんで調べないが)

※ちなみに横浜修悠館高校は通信制の高校で、陸上自衛隊高等工科学校の生徒が高卒資格取得のために集団入学している。相当厳しい学校なんでしょう・・・見たい。見てみたい。が、TV放送は決勝戦のみ。それも9月7日にスカイ・Aが『録画』で放送。8月30日の決勝戦を1週間後に録画放送か・・・。

しかもその録画放送を録画して見るしかないと言う現代の情報デジタル化社会から取り残され、リアルタイムとは程遠い状態で見なきゃならないとは・・・。

力投むなしく・・・

2013年08月27日 | 高校野球

大濠高校・猪俣投手・・・力投むなしく・・・夏が終わりました。


※画像は今年の福岡予選






延長13回表・・・ここまで秋田商業打線を無安打抑えていたが・・・・この試合初めて打たれたヒットが致命傷となった。

この走者が・・・13イニングを戦い唯一ホームベースを駆け抜けた走者が大濠高校に夏の終わりを告げた。






彼らのバットはどうだったんだろうか?菊池選手は二塁打打ったみたいだが・・・秋田の投手が良すぎて打ち崩せなかったんだろうか?

しかし情報が・・軟式大会の情報入手は困難極める。ってか、ほとんどない。


点取り合戦の野球も面白いが、「1点取られた負け!」って試合も初回の守備から緊張感が伝わって来て面白いんですけどね・・・。


とにかく大濠高校軟式野球部の皆さん、「お疲れ様でした。」昨年のベスト4は越えられませんでしたが、2年連続での全国大会出場はお見事です。

下級生の皆さんは先輩たちの背中に追い付き追い越せるよう頑張ってください!

終わり?いやいや、これから盛り上がる高校野球!

2013年08月23日 | 高校野球

甲子園が終わった。

痺れる決勝戦でした。陳腐な表現ですが手に汗握る最終回の攻防でした。

あとアウト3つ取れば初出場初優勝の前橋育英。

9回裏3-4の1点ビハインドで無死1・2塁、1塁走者が帰れば宮崎県念願の甲子園初優勝をつかみ取れる延岡学園。

バントで送らず強攻策で行った重本監督の采配・・・バントで送れば勝ってたかもしれない?采配ミス?そんな外野の声はどうでもいいんです。結果うんぬんはどうでもいいんです。

あの場面でまずは同点・・・そんな考えも否定しないが、一気に逆転サヨナラまで狙った重本監督の腹の括り方は見事!

ただ結果が逆の目に出ただけ。それだけのことなんです。

宮崎県念願の甲子園優勝は果たせませんでしたが、ユニホームの桜の如く見事に散った延岡学園に最大のエールです!


(※ここからの5行は阪神ファンの皆様、前橋育英ファンの方は読み飛ばしてくださいませ。

正直勝てると思っていた。福岡のソフバファンならご理解頂けるだろうが、阪神との交流戦、ピンチを迎えた場面でも「4ばん~サ~ドあらい~」このコールを聞くと「ほっ」と安心しちゃうのである・・・「よしっ!まずはアウト1つもらった」・・・と。
そして前橋育英も漢字こそ違えど「4ばん~サ~ドあらい~」なんである。現に荒井選手は決勝にくるまで1割台の打率でした。それが決勝戦では決勝のタイムリー・・・たまに打つ当たりが決勝の1打になるとこまで似てるとは・・・。
・・・・阪神・新井ファンの皆様、前橋育英のファンの皆様、すいません。。。)

ベンチや試合後のはしゃぎっぷりに賛否両論あるだろうが、喜怒哀楽を全身で表現する面白い監督で好感持てる監督さんでした。(試合中いつ高野連から注意が入るかドキドキでしたが・・・試合後もかっ!)







「はぁ~甲子園が終わると虚脱感に襲われるんだよね~」、「もぅ夏も終わりだね~」・・・いやいやご安心くださいませ!まだまだ夏は続いてます。

いよいよ今週日曜日!8月25日(日)から阪神甲子園球場にほど近い明石トーカロ球場でも新たなドラマが始まります!

そうです!そうなんです!第58回全国高等学校軟式野球選手権大会が始まるんです!

前回の57回大会は北部九州代表の福大大濠高校がベスト4、南部九州代表の文徳高校が準優勝と躍進・・・あのアツい夏がまた帰ってくるんです。

今大会は中京高校(岐阜)の史上初の大会3連覇なるのか?に注目が集まったがなんと予選で敗退。昨年もベスト4に進出し全国最多の8回の優勝を誇る作新学院も予選を勝ち上がれなかった。(ちなみに中京高校は過去2度の2連覇、作新は3度2連覇してる)

今大会に2年連続出場出来たのはわずか2校、四国代表の新田高校、そしてそう、北部九州代表の福大大濠高校です!

大濠高校は昨年のベスト4を超えられるのか?運命の初戦は8月25日12時50分、VS秋田商業。

いよいよその幕があがる!

高野連さん、朝日新聞さん、NHKさん、同じ高校生の同じ野球です。盛り上げて行きましょう!

賛否両論・・・だから野球は面白い-2

2013年08月22日 | 高校野球

前回の続き・・・・他者からのサイン伝達で激しいバッシングを受けている花巻東高校。その中でも千葉選手に対する風当たりが強い。ってか、酷すぎる。ネット上では匿名なのをいいことにプレースタイルどころか人格否定まで・・・ここまでくれば人権侵害であり充分に犯罪として立証出来るんじゃないだろうか?それぐらい酷い。

花巻東の“サイン盗み疑惑”を検証

これが問題のシーン


う~~~ん・・・これだけでは分からないが明らかに何かしらの意図がありそうな千葉選手の動き。

これを見る限り「打者にサイン出してるね!球種とコースを伝えてるね!」そう言われても仕方がない。紛らわしいどころか確信犯と断定されても文句は言えない動きだ。

花巻東を擁護する声で一番大きいのが「他の高校でも普通にやってるよ」、「バレないように上手にしなきゃ」、「野球は心理戦なんだから分からなくても盗んだふりや盗まれたふりをしたり・・・」

ここで思い出されるのが横浜対PL戦。PL三塁コーチャーの平石選手は横浜高校の捕手の構えから球種を見抜き打者に伝達。序盤から松坂投手が失点を重ねた試合があった。球種がバレてるのに気付いた横浜バッテリーはそれを逆に利用し今度はPL打線を手玉に取る・・・ものスゴくレベルが高い玄人受けする試合で、両ベンチの神経を磨り減らせる消耗戦は見応えがあった。

が・・・いつからか知らないが『高校野球・周知徹底事項』ってのがある。ここにこう明記されている。

2.マナーについての項 ③走者やランナーコーチャーなどが、捕手のサインを見て打者に球種やコースを伝える行為を禁止とする。もしこのような疑いがあるとき、審判員はタイムをかけ当該選手と攻撃側ベンチに注意を与えすぐに止めさせる。こう明記されてる以上やってはイケない行為なんである。

私の個人的スタンスはプロだろうがアマだろうが関係ない。勝敗を決めるスポーツである以上、どんな手段を使っても勝ちにこだわるべき・・・だ。

勝つためには相手の主軸を全打席敬遠しても何の問題もないと考える。隠し球だろうとなんだろうとルール上制限されてなければ問題ないプレーだろう。(サンデーウェルの左腕はよく隠し球をしたがる。こっそりボールを渡され演技する我々野手の身になって欲しい)

ただし、それはルールの中において・・・だ。お互いが同じルールの上で勝敗を競うのがスポーツであり、これがなければ成立しない・・・それがルールだ。それがどんなにおかしなルールであり現況の高校野球に則さないルールであろうと勝手に解釈して捻じ曲げてはいけない。もしホントにおかしなルールであったとしたら、それは変えるべきモノであり破るべきモンではない。

同じ土俵の上で同じルールに則ってお互いの技をぶつけ合う・・・たとえ太陽が西から昇り東の空へ沈んで行くことがあったとしても、絶対に守らなければならないもの・・・それが競技におけるルールの位置づけです。


そしてもう一つがコレ・・・・花巻東の千葉、ルールに泣き“カット打法”できず

なんだそりゃ?ルールに泣く?もし千葉選手のカットがバントや打つ気のない遅延行為として反則打球と判断するのであれば泣くのは千葉選手ではない。彼の販促打球に苦しめられた済美・安楽投手であり鳴門・坂東投手だ。いや、その前に彼のカット打法で破れた岩手県予選で破れた高校だろう。



私の目が節穴なんだろう・・・バントしてるようには見えない。素晴らしい技術にしか見えない。(この彼から2三振奪った安楽投手はやはり凄い。3安打されちゃったけど・・)彼が高校野球選手として生き残って行くために身に付けた技術なんでしょうね。勿論、これだけの技術を習得するのはとても一人の力では無理、監督さんをはじめとするスタッフ全員の努力の賜物でしょう。


が・・・ここで大会本部から注意を受ける。「高校野球特別規則 17項」に抵触する可能性があるとして注意という名の勧告を受けている。

ここから高野連や大会本部がヤクザ屋さん同等の・・・いや、言い過ぎた。

「バントの定義」に抵触する可能性があるから止めなさいと指導したのではなく、「そういう規則があることを知っていますか?」「ご理解ください」と通達したということ。違反であるとも有効であるともいわず、やめろともやっていいとも言わず、直接言葉で要求できないことを相手に「ご理解ください」・・・恐ろしい脅し文句だ。おそらく大会本部もあれがバントではないとわかっているんだろう。だからこそ『ご理解ください』なんでしょう。

高校野球特別規則の「バントの定義」。

『バントとは、バットをスイングしないで、内野をゆるく転がるように意識的にミートした打球である。自分の好む投球を待つために、打者が意識的にファウルするような、いわゆるカット打法は、そのときの打者の動作(バットをスイングしたか否か)により、審判員がバントと判断する場合もある』

もし千葉選手がカットではなくバントだと判断したんなら審判がスリーバントのアウトを宣告すればいいだけなのに、わざわざお偉いさんが出てきて「おぉ~と、これ以上しゃべると恐喝罪で逮捕されるからな!全部言わなくてもわかってるよな!理解できるよな!」・・・凄まじい圧力だ。

なんだ?高野連ってのは?もしかしたら今話題の『全日本柔道連盟』よりイキきってるんじゃないのか?

で、結果が昨日の延岡学園戦である。明らかに千葉選手はそれまでの試合と違っていた。ただの小さい選手になっていた。

すごく残念なのはここだ。たとえ注意が入ったとしても、今まで自信を持って続けさせてきた打法であれば、佐々木監督が千葉選手に対し「いままで通りにやれ。責任は俺がとる」と言ってあげなければいけなかったと思う。

いままでそれでさんざん練習させておいて土壇場で注意を受けそれまでの打撃スタイルを捨てさせる。それって監督の責任放棄だと思うんだが・・・。

佐々木監督の責任逃れのようなコメントも然り。サイン盗み疑惑を注意されたことにコメントを求められ「その場面を見てなかったので気付かなかった」って違うでしょ!もしチームとしてやってなければ「そんなことはしてません。もし疑われるような行為があったとしたら私が注意します。きちんと指導します。」と毅然とした態度で選手を守るべきだし、もしホントにやってたとするならば「私がやらせました。申し訳ございません」と全ての責任を被って欲しかった。それがあのコメントでは選手は浮かばれない。

勿論あれだけ素晴らしいチームを作り上げる佐々木監督のことだからマスコミに流れないところで選手たちにフォローはしてると思う。

正直、花巻東の試合結果なんてどうでもいい。花巻東の『本気のカバーリング』を見てるだけでワクワクする。挟殺プレーでもそう、どこから選手が湧いてくるんだ?ってぐらい出てくる。

花巻東の守備で1つの打球に対し9人が連携して動く姿は感動すら覚える。このカバーだけみても佐々木監督の野球に惚れてしまう・・・それぐらい花巻東の野球が好きなんである。

話がまとまらなくなってきた・・・花巻東の選手は雑音を跳ね除けて欲しい。ただしルール上で・・・。

賛否両論・・・だから野球は面白い

2013年08月20日 | 高校野球


チビッ子選手として注目を集める花巻東の千葉翔太選手。

何でも彼は佐藤選手に憧れ花巻東高校の門を叩き、今も尚、佐藤選手の背中を追いかけてるらしい。



おそらくは佐藤選手も喜んでるでしょう。


そして昨日の鳴門高校戦、好投手の坂東投手は彼、千葉選手一人にヤラれたと云って言い過ぎではないんではないだろうか?

第一打席  フォアボール  (13球)

第二打席  センター前ヒット(2球)

第三打席  フォアボール  (8球)

第四打席  フォアボール  (8球)

第五打席  フォアボール  (10球)

1人で41球も投げさせりゃ坂東投手の球数も160球越えるだろう。



あの炎天下の中、何球もファールを打たれ、挙げ句の果てには四球。投手もたまんないが、野手も集中力切らすだろう。現に彼が打席に入ったあとのイニングでは花巻東の失点は少ない。攻撃する側としては粘りに粘って四球・・・いくら花巻東に得点を与えなくても「守備長かった~!さぁ今度は反撃だー!」なかなか切り替えられないだろう。




でも・・・この千葉選手のプレースタイルに賛否両論があるんだとか。

「最初から四球狙いで高校生らしくない」、「投手にわざと球数放らせて疲れさせるなんて高校生らしくない」、「四球で出塁してガッツポーズは相手投手に対し敬意がないしスポーツマンシップに欠ける」.....etc



だいたい悪口言ってる人は何を基準に「高校生らしくない」とか「スポーツマンシップに欠ける」と言ってるんだろうか?

元々スポーツなんて騙し合い。サッカーでも「素晴らしいフェイントで相手ディフェンスを置き去りです!」ってのはよく聞くが「右に行くと見せかけて左に行きました。卑怯ですね~」なんてのは聞いたこともない。

野球でもそう。「ここで意表を突いたスクイズ~~。これはいい作戦ですね!」なんてNHKのアナウンサーが叫んでいるのは聞くが、「ここでいきなりスクイズしました。これは相手を騙す卑怯なプレーですね!」・・・聞いたこともない。

だったらサインなんていらないのである。ただボールを投げるだけ、ただボールを打つだけ、ただ走るだけのスポーツ・・・それが野球になってしまう。(ただランナーいないのにベンチみたり、1球ごとにベンチが配球してるのを見ると興ざめしてしまうのも事実だが)

もちろんこの千葉選手が全く打つ気がなく最初っからファールで逃げているんであれば批判も理解できる。

が・・・批判してる人はたぶん千葉選手の一部分しか見ていないんでは?ただのイメージで批判してるんでは?

このデータを見ると毎打席フォアボール狙いではないことが一目瞭然です。

ノーアウト・ランナー無し 6打席3打数1安打3四球(Ave 7.3球) 

ワンアウト・ランナー無し 4打席2打数2安打2四球(Ave 8.7球)

ツーアウト・ランナー無し 2打席2打数2安打   (Ave 2.0球)

ランナーあり       3打席3打数2安打   (Ave 4.3球)


これで見ると無死、或いは一死での打席は明らかに出塁するために四球狙いと言ってもいいかも知れない。でもそれ以外の打席ではしっかり振っていってる。つまり状況ごとにスタイルを変えている。自分の役割、居場所をキチンと把握してる選手なんですね。

ここまで打率7割、出塁率は驚異の8割、やはり相手にするとイヤな打者だし、こんな打者が2番に入ってるんで花巻東打線は機能してるんでしょう。

そんな千葉選手に向けられた疑惑の目・・・↓ ↓ ↓は又次回に!

鳴門の捕手訴えた「露骨にやってたんで」