最近の私は少々鬱気味だ。
大したコトではないんだが、少しづつイヤな事が積み重なり気持ちが落ちてきてる。
今日・・・そんな私にとどめを刺す出来事があった。
取引先から帰社途中、営業部長から一本の電話がその悪夢のエピローグだった。
「プライベートなお願いで悪いんだが○○(大手コンビニチェーンだがあえて名前は伏せる)に寄ってきて猫缶買ってきてくれないか?」
うちの部長は知る人ぞ知る、知らない人は全く知らないぐらいの猫好きだ。
飼ってる猫の種類は何度聴いても舌を噛みそうになる『なんじゃらフォレスト・・・・』と言うらしい。正直覚えられないぐらい面倒くさい名前である。
何故○○(大手コンビニチェーン)かと言うと、そこで取り扱ってる猫缶3種類がその猫の大好物という事だ。
「了解で~す。」明るく電話を切り、踵(きびす)を返しコンビニへいざ出陣!
速攻でこの敵を発見し
左手に猫缶×3、右手にジョージア・ブラックで武装。
肉まんにするかカレーまんにするかキャピキャピ悩んでる女子高生4人組を尻目に本丸のレジに突入!
「きのー肉まん食ったけん、今日カレーまんにしよ~バイ」
『おいおい、食ったじゃねーだろ。食べたって言えよ、食べたって。それに肉まんもカレーまんも結構カロリー高いんだゾ』な~んて一人で軽いノリつっこみしながら、レジの女性に商品を差し出した。
結構かわいいその女性が「一緒にでよろしいですか?」な~んて聞くもんで、「イイですよ」と答える私。
ここで事件は起きた。
そのレジの女性.....レジ袋に猫缶×3・ジョージア・ブラックを袋に詰めてくれたあと・・・・
箸を一善入れやがった
おいちょっと待てよ!なんだそりゃ 俺が猫缶食うように見えるのか?
君にはそう見えるのか.....? 見えてしまってるのか?.... 見えるのか?
隣では女子高生がまだキャピキャピはしゃいでる。
今、このキャピキャピが私を憐み、尚且つ嘲笑ってるように思え唐突な恐怖感にさいなまれた。
『退却~~』ふぅぅ~
敗軍の将、兵を語らず・・・・こんな心境に到達出来る日が訪れるんだろうか?