去年の夏・・・・
福岡県高野連から“ある通達”が。
高校野球の風物詩の一つでもある
『勝っても負けても、審判やスタンドに深々と頭を下げる球児の姿』
『BOXに入る時の一礼』
『審判からボールを受け取る際の脱帽・一礼』
『試合の開始・終了時に対戦相手との礼の後、
審判に向き直ってもう一度頭を下げる』、などなど。
福岡県高野連は対戦相手だけにするよう指示。
試合後に選手がベンチから荷物を片付け、再びベンチ前に整列して頭を下げるのも、
次の試合の準備が遅れるので「片付け前に1度礼すれば十分」と桜木副理事長。
その理由として・・・・・
試合時間の短縮・効率化だそうです。
「プレーで選手をせかしたくないから」
緊迫した場面では、タイムや伝令をしっかり活用してほしいし、
延長戦だって時間を気にせず全力で戦ってもらいたい。
だから10秒程度のおじぎでも「時間の節約ができるところはする」と桜木副理事長。
もう・・・・
この時点で
誰のための高校野球か?.....不明です。
残念です。
3年生にとっては.......最後の夏。
2年半.....一心不乱に野球に打ち込んできたにもかかわらず
「プレーをせかされる」って・・・・・
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時間短縮....誰のために.....?
アマチュアなんで観客のためではない......はずです。
だとすると・・・・なんのため??
まさか入場料600円取ってるからって観客のため?
一つの球場で1日3試合消化するための時短?
だとすれば、大会開催を早めるとか解決策もありそうだが。
そうすれば過密日程で投手が壊れる危険性も薄れそうなんですが....。
高野連は常日頃“野球を通しての人間成長” “教育の一環”
などとよく言います。
が・・・・・
本末転倒じゃ......
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効率化の言葉に騙され
伝統や礼儀はカットされていく。
効率化を求めるなら・・・・
あんな炎天下の中でスポーツをやるのはどうなんだろうか?
医学的には・・・・非常に危険なはず。
矛盾だらけです。。
もうこうなったら
効率化の先鋒・・・米国みたいに
試合開始時間に合わせて、後攻チームはいきなり守備に付く。
投手の連投禁止。
試合は土日しか行わない。
など思い切った改革をすべきじゃ・・・。
でも・・・・
小さい時に身に付いた“礼節”は大人になるほどに役立つと思うが・・・・。
思い直してほしい.....です。
球技での礼節は野球人特有のものだと…それを身につけて欲しいと親も願っているのです。
そして、惜しみない拍手を贈る感動的な場面です!
無くさないでもらいたいなぁ