徒歩日本二周目(≧∇≦)只今関東地方!

昨日は今日の物語 今日の後に今日は無し…

イタコの壱…

2013年08月31日 | 日記
イタコ伝承とは
東北地方北部に多く見られる
習俗民間信仰であり
それは先天的にも後天的にも
盲目であったり弱視な女性の
職業として古来より伝わる…

恐山や出羽のイタコ風俗等は
国の無形民俗文化財として
定めらちゃったりしているが
恐山や出羽の信仰とは
起源が異なる所にあると言い
詳しい事は定かではない…

上代の歴史には
「板拳(イタコ)」と呼ばれる
神に仕える女性があった事や
「イタカ」と呼ばれる
目の不自由な巫女達の集団が
あった事が記録されており
北海道に暮らすアイヌ民族も
そのシャーマニズムの中に
死者の霊を帰還させる口寄せ
があり
神が「仰った」という動詞を
「イタク」という単語で呼ぶ…

湯坂下の稲荷…

2013年08月31日 | 日記
その神社には
神使である狐が時々やってきて
そして夜通し泣き叫び
その声で漁等の吉兆を判断する
不思議な語り伝えがある…

狐にはそういう神聖なる側面と
人々を馬鹿すという
それとは全く対照的な部分とが
日本人の中に共存している…

世の中多くのものが同じように
多面的であったりする…

チュプオハウ…

2013年08月31日 | 日記
カワバタさんが振る舞ってくれた
ご馳走の中には
郷土料理のじゃっぱ汁もあった…
観光客向けの料理屋では
鱈魚を味噌仕立てでこしらえるが
家庭料理ともなれば
種類を問わずどんな魚種のアラも
遠慮なくぶち込み
根菜と一緒に塩だけで味付ける…

それは僕が北海道で覚えた
アイヌの代表料理チュプオハウに
とてもよく似ていて
その場合は鱈ではなく鮭を使った…

その話をカワバタさんに話した所
えらく驚いた様子で
聞けばじゃっぱ汁も元々は
鮭を使う事に
その源流があるのだと語っていた…

鮭魚と根菜類を塩だけで料理する
呼び名の違う二つの料理
それを手繰れば同じ所に繋がるが
本州北端にアイヌ文化が残る事は
珍しい事では無いだろう…

大畑という土地の名さえも本来は
「オ・ハッタル」という
先住民達の残した言葉なのだから…

下北料理味噌貝焼…

2013年08月31日 | 日記
地元大畑町民カワバタさんと
あれこれ話が弾みに弾み
まさかのモノホン味噌貝焼を
焼いてくれるヒデキ感激…

特大のホタテ貝を鍋代わりに
味噌とあれこれ
色々様々をぶち込み
それを溶いた卵で閉じ込める
まさにバックドロップの味!
さらに
具材を変えて二発目三発目と
エンドレスにゴチ三昧…

この夜は僕ら二人の他に
恐山詣での名古屋市民の方と
近所のCafeのお姉さんとで
ことのほか賑かな夜MAXで候…

様々なご馳走と御酒を頂いた
カワバタさんには
気持ちをこめた五七五などを
したためようと思う
どこか綺麗な景色の絵葉書で…

けいらん…

2013年08月30日 | 日記
「けいらん」とは古くからの祝い料理…
見た目は鳥の卵ながら
実は中に甘いこしあんの詰まったお餅…
汁は醤油ベースの冷たいだし汁で
餅とだし汁との絶妙なハーモニーが命
それだけに
死ぬ程際どい味バランスが要求される…

また
中身をワサビや洋辛子に入れ替えると
度胸だめしのロシアンルーレットや
憎たらしい上司への
報復攻撃にもご利用頂けますので
どうぞこの御機会にお買い求め下さい…