五月病の終焉…

昭和30年代初頭の1958年…
田舎の村へと引越してきた草壁家の姉妹
サツキとメイが
不思議な生き物トトロと出会う
ファンタジーを描いた物語が御座います…

原案では姉妹の設定ではなく
メイと同じ世代くらいの小さな女の子が
主人公だったそうですが
どうやら途中でなんか思いついたそうで…

そんなサツキとメイでは御座いまするが
五月の病いも今日で終わり
明日からの六月も元気に楽しく過ごして
下さいますよう…

あなた様にとって明日からの日々毎日が
素晴らしい日になりますように…

そして毎日が幸せであるように…

森のクマさん…

さぁ～皆さん元気よ～く！

ある～日！(あるぅ～ひぃ！)
森の～中！(もりの～中！)
熊さんに！(クマさ～んに！)
出会ったら私はこの世から
完全に抹殺されるでしょう…

ザックリやられてナンマイダ～

熊本の「くまもん」のように
「ひぐまもん」も
もっとユル～ユルなキャラに
なって下さいまし～

「北の零年」…

この静内には
淡路の稲田家が入植した記録が残る…

明治三年
政府より静内移住計画を言い渡され
二名の藩士を調査に派遣
将来有望な土地との報告を受け
四七名の壮士を先発隊に移住を開始…

その後ほどなく
稲田家臣団総勢一三七戸五四六人が
三艘の雇汽船で上陸
静内移住を終えたのは
明治四年五月二日の事だったという…

道も家屋も無い原生林を
農業経験のない武士達が開拓する姿
農業指導の為に同行してきた
淡路の農民達も
先祖伝来の田畑耕作しか経験がなく
淡路から持参の家財道具も
七月三十日の失火により全焼させた…

加えて八月二十三日
淡路洲本を出向した第二陣の移住団
二百余名が乗った平運丸が
座礁に乗り上げ難破し八三名が死亡…

相次ぐ悲劇の中で更に明治四年八月
諸藩の管轄支配は一斉に罷免
道全体を開拓使が支配運営する事に…

人々の落胆計り知れぬままの三年後
水田の試作を始めたものの
その後農作物の収穫に関する記録は
明治二十六年まで一切無く
後に土功組合法が発布
やがて造田補助制度により
稲作が目覚ましい発展を遂げるのは
明治三五年までの年月にまでいたる…

後世に語り継がれたその悲しき史実
それは「北の零年」と呼ばれている…

英雄シャクシャイン…

かつての松前藩による非道な圧迫や
過酷な搾取が横行した時代
日高アイヌの酋長シャクシャインは
民族自衛のため
この真歌山のシベチャリ砦から
やむなく立ち上がったと歴史は語る…

そのシャクシャインの戦いは
蝦夷各地から同族多数の参戦を得て
破竹の進撃を見せながらも
幕府の援軍に阻まれ
ついにこのシベチャリの砦まで後退…

圧倒的な武力の差と
抵抗がもたらす同族達の悲劇を思い
松前藩の和睦交渉に応じ
そしてその酒宴にて騙し討ちにあい
同席の側近達と共に惨殺された…

ときに一六六九年十月の二十三日
「寛文九年蝦夷の乱」と
当時の和人の歴史には刻まれている…

それは遡る事340年も昔の話である…

三面観音…

お寺の入り口で出迎えてくれた
観音様の合わせる両手は
幼くして命を失った子供達への
鎮魂へと向けられていた…