風車の丘…

牧草の丘の一本道を
50基以上の風車が囲んでいる…
そんな風力電力生産地が
下北の付け根から先端の間に
大小合わせ15ヵ所…
青森全体では尚更々に御座候…

原子力の印象山の如しな青森
しかし再生可能電力でも
県内消費量を遥かに上回る
生産が無きにしも非ず御座候…

風の力そして太陽の恵み
更に時代は
最も安定しながら最も豊かな
地熱へと移り変わるべきに候…

日本は世界三位の地熱資源国
その温かさが明日の光を
明るく灯してくれるでしょう…

石油パイプライン…

内陸の石油基地まで繋がる
パイプラインは
この道路に沿った
長い緑地の下を通っている…

備蓄地から海までは六キロ
差し当たって
歩いてはみたけれど
だからどうしたという印象…

しかしながら
その下を流れているものは
十数億年もをかけて出来た
魔法の燃える水…

その水が
近い将来枯れようとした時
新しいエネルギーを
持っている人や企業や国が
次の時代と
世界を制する事になるだろう…

国家石油備蓄基地…

国家石油備蓄基地とは
72年オイル危機の苦い経験を踏まえた
いざという時も大丈夫システム…
ここには国内で１日に使用される量の
１週間から10日分の備蓄があり
それが日本に10カ所くらいアルシンド…

着工は1980年
超広大な敷地は３つの地区に区切られ
Ａ地区12基Ｂ地区18基Ｃ地区21基と
本当にそんなにあるのか眉唾ながらも
外からはジャンプしても見えないので
その情報を信じるしかない…

見学も可能姉妹ながらその予約は
４週間前までという高セキュリティー
燃料費がかからぬとはいえ
身に着けている上着その他様々諸々が
超オイリー製品な
このワタクシめにとりましても
全く関係の無い施設では御座い申さん…

六所日暮…

六ヶ所村に着いた頃に日が暮れました…
おぶち沼のずっと先には
原燃施設の鉄塔群が小さく見えまして
それを眺めているうちに
とうとう真っ暗に相成りましたもので
今日は何処で寝ようかと
ひとりぼっちで途方にくれましたとさ…

座るに半畳寝るに一畳
酒は一合あれば良いのにどれも揃わず
ちょっと焦りましたね…

横浜じゃん(2)…

下北にも横浜という名の町がある…
風力発電の風車が回るその一面に
日本一の菜の花畑が広がり
その菜花が練込まれた名物拉麺は
ほっぺたの落下がとどまらない…

街で会った岡崎の定年夫婦様には
林檎と味噌汁に菓子詰合わせの
おやつ袋を頂き
犬の散歩に来ていたお姉さんには
とんがりコーンを頂きましたので
味噌汁を飲みながら
とんがりコーンを指先にはめ込み
人差し指から順々に食べた…
正統派な食べ方というやつですね…

ワンちゃん達も飼主のお姉さんに
たいそう懐いている様子でしたが
犬にも人間にも共通するのは
食物をくれる人をいい人であると
認識する事で御座候…

御馳走様々で御座いまして候にて…