徒歩日本二周目(≧∇≦)只今関東地方!

昨日は今日の物語 今日の後に今日は無し…

カザグルマ…

2012年10月31日 | 日記
道北と呼ばれている場所は
何処を彼処を歩いても
巨大風車が回りに回っている…

風に向い立つ雄大なるその姿は
立ち小便をする者達に
安らぎと満足、夢と希望を与え
しかし風向きを読まなければ
自爆は必死… それと
お巡りさんには呉々も内緒だよ…

兎にも兎にも角にも角にも
風の通り道であれば風車が回り
温泉が溢れ出るなら地の熱で
明りを灯す…

誰が見ても、それは理に適っている…

浜頓別高校前…

2012年10月31日 | 日記
日の落ちた街の中で
その日の宿を探し回っている時間が
僕は割と楽しい…
でも、その日は場所が見付からず
浜頓別高校前の停留所にて
超こっそり系で野営を張った…

学校の目の前というのは
寝坊すると取返しが付かない事を
僕は知っている…

なぜなら日本一周目の時に
この場所で思い切り寝坊した人を
僕は知っているからだ…

そんな目に遭いながら
また同じ場所にテントを張る人を
僕は知っている…

風の意地悪…

2012年10月31日 | 日記
浜鬼志別…
その日は嵐のような天気でした…
北上途中の長い道のり
あれだけ向かい風に苦しめられたのに
南下をはじめても向かい風なのは
どうしてでしょう…

天と地の間には
不思議な事が多いものですね…

生活の痕跡…

2012年10月31日 | 日記
最北という寂しげな響きの中からも
縄文、オホーツク文化、擦文と
重ねに重ねた遺跡のファンタジーは
幾つも幾つも確認されている…

それは、気の遠くなるような太古から
人々が営んできた生活の痕跡…
でも、北海道の歴史は浅いのだと
みんながみんな言っている…

樺太の悲劇…(九)

2012年10月30日 | 日記
ソ連による実行支配が始まると
日本への一切の引き揚げが禁止され
密航を試みる人達もいたが
見つかれば容赦なく銃撃を受けた…

商店や民家からは
ソ連兵達が日常的に略奪を繰り返し
下級兵士による婦女暴行も頻発…
治安は悪化、強制的な労働も始まり
行政官や警察はシベリアに送られ
行方の分からなくなった人々も
少なくはないと言う…

スターリン政権は
釧路から留萌までを直線で引いた
北海道北半分の領土を
分割統治しようとしていたそうだ…

そうなれば、かつて分断されていた
悲しきベルリンの壁その惨状を
僕らはこの国の大地に
見る事になっていただろう…