千寿の碁紀行

小林千寿の世界囲碁普及だより

パリ日本文化会館の囲碁講座 GO Courses Maison de la culture du Japon a Paris

2012-10-14 23:45:12 | 日記

 毎週土曜日の囲碁講座,今週は高校生の女の子2人が初参加。

 パリの囲碁講座は本当に多国籍・多民族です。

 先週からきている14歳のイランの男の子は碁を覚えて2ヶ月足らずなのに,日本の7級くらい打てます!!!

 余りにも早い上達なので色々と聞くとインターネットと19歳の初心者のお兄さんと打つだけとのこと。。。

 飲み込みも早く将来が楽しみです。

  今回、私は初心者クラスで13路盤で参加者全員(12名)と3子で打ちました。

 4回目で,上々の理解度です。(年齢は9歳~60代まで)

 級位者クラスは日本の3級前後が主で『定石』と『石の方向』を説明。

 今まで『何となく』『うろ覚えの定石と形』で打っている感じの皆さんに基礎的な『棋理』の説明をしてます。

 碁はほとんどが応用,『知識』より『知恵』が必要なゲームです。『ことわり』が分かってくれば『目から鱗』です!!!

 

 それにしても,この週末のパリは寒く激しい雨でした。

 店頭の洋服もすっかり冬物ばかり。

 そう言えば数日前にフランス人の『平熱は37、4度』と聞かされてビックリしました!

 日本では平熱は36、4度,それも最近は,それより低い人が増えていると聞いた事があります。

 又、平熱が下がる事は『新陳代謝』を悪くする為に不健康であるとの説も聞いた事あります。

 これが全て本当ならばフランス人の方が日本人より健康だということになりますね。。。

 

 

 

 

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古典の日記念シンポジウムの開催について

2012-10-10 21:12:28 | 日記

文化庁主催の『古典の日記念シンポジウム」が11月1日(木)18:00~20:20に文化庁第二講堂(文部省旧庁舎6階)で開催される事になりました。

 文化庁の文化交流使をさせて頂いたご縁で

河村晴久氏(能楽師),柳家さん喬氏(落語家)小林千寿氏(囲碁棋士)3名が文化紹介に当たらせて頂きます。

夫々の講演,でもストレーションにコーディネーターとして熊倉純子氏(東京芸術大学教授)がディスカッション,質疑応答

の進行をして下さいます。

 申し込み等は下記のアドレスから是非、どうぞ。

http://www.bunka.go.jp/bunka_gyousei/torikumi/koten/index.html

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虹!!!

2012-10-09 23:45:28 | 日記

雨上がりに大きな虹が!!!

久しぶりに虹を見ました。

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パトリック・ロジェ Patrick Roger

2012-10-08 14:03:25 | グルメ

 美味しいオハナシ!!!

 日本では世界中の素晴しい食材が集まっています。

でも,一部の生ものは限界があるようです。

例えばフランスの生チョコ。

この週末に日本で購入できないパトリック・ロジェのチョコレートが我家にやってきました!

http://www.patrickroger.com/jp/chocolatier.php

このお店はフランスとベルギーだけとのこと。全てに、こだわりを持つショコラリティエ。

普段は飲まないエスプレッソが飲みたくなるカカオがしっかりしたショコラ。

 美味しいです。。。。。。。

(ここのペパーミントグリーンのパッケージ,箱もお気に入りです)

 

 

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パリ日本文化会館の囲碁講座 GO Courses Maison de la culture du Japon a Paris

2012-10-08 13:16:58 | 日記

 10月6日の囲碁講座は予想通り又,人数が増えました。初心者クラス12名、級位者クラス5+2(大学生になった元生徒)

1時間半のクラスがあっという間に終わり最初の級位者の方々には,次のクラスの部屋の片隅で自由対局をお進めしたらみんな熱くなって?打ってました。

 初心者クラスも3回目で13路盤初体験。十分,打ててましたよ。

 今,碁の歴史文献を調べているのですが,素朴な素朴な質問を持ちました。

何百年、何千年?なのか,分からない碁の歴史を探っていくと,『一体どこから,このシンプルなルールでありながら,これほど難しいゲームは出来たのだろうか???それは,誰でも持つ疑問。それより、これほど長い間、どの時代でも碁を楽しむ人達がいた事実。何に惹かれて碁を打ってきたのだろうか。。。打っているのだろうか。。。。。子供の頃から碁のプロ棋士を目指しプロ棋士になり、生活の一部が碁であることが、あたりまえの生活環境の中で生きている自分であるが、こうして,長い碁の歴史を持つアジア諸国から離れた西欧文化に身を置いて遠くから眺めると、まるで『歴史』が星の光のように西欧にも届き『碁の魅力』に魅せられる西欧のプレイヤーが見えてくる。

 盤上の勝敗だけを争うゲームとしても十分に面白いが、盤上に織りなされる『碁の理論』を見ると,何と奥が深い!と今更ながら感嘆してしまう。。。

 そして歴史的人物が碁をどのように打ち,楽しんでいたかを文献、絵等で知ると、まるで光の早さを超え『タイムマシン』に乗って時間空間を往復するような錯覚を得る。

日々,便利で次から次へと物事が進む日本では、なかなか得られない『感覚』である。

寒く日々が不便で自分の足で歩き自分の手で物を持ち、枯れ葉を踏みしめるような毎日に感じられる素朴な想い。。。

 不便も、時にはよいと,欧州に滞在すると感じる。。。

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