那珂川と天神地区をカメラしたが、当然ながら水が写ってるのが那珂川で、それ以外は天神地区である。「金子みすず展」の広告看板の写真が二枚あるのが、お分かりだろうか?福岡三越で15日から開催予定となってる。道行く人は、看板に気付かないのか、「金子みすず」を知らないのか、看板を見やる人は殆どいない。
かく云う私も昔から知ってたわけではない。3~4年前くらいだと思うが、千葉市在住の中学時代の親友の奥様からペン習字教室で書いたものだと、メール頂いたのが、金子みすずの下記の詩だった。
この時、初めて「金子みすず」を知ったのである。しかも、この詩がきっかけとなり、山口県長門市仙崎の「金子みすず記念館」へJRの各駅停車を利用し、約4時間かけて出かけた事もあったのである。
私と小鳥と鈴と
私が両手をひろげても、お空はちっとも飛べないが、飛べる小鳥は私のやうに、地面(じべた)を速くは走れない。
私がからだをゆすっても、きれいな音は出ないけど、あの鳴る鈴は私のやうに たくさんな唄は知らないよ。
鈴と、小鳥と、それから私、みんなちがって、みんないい。
那珂川の写真には、鴨とウミネコの写真があるのだが、どれが鴨なのか、ウミネコなのか分かりずらい。鴨をカメラする時、私が若い頃、近所に鴨鍋を食べさせてくれる店があったのを思い出した。大変美味だったのを覚えてる。なんでも、すぐ忘れるのに、味覚だけは忘れないようである。