だいぶ秋らしくなってきましたが、日中の残暑は、まだまだ厳しいものがあります。今日は、ツクツクボウシが「おしい、つくづく。」と夏を惜しんでいるように聞こえました。ところどころに、夏の名残りが見えます。
逝く夏を惜しみつくづく蝉の声 喜雀
逝く夏を惜しみつくづく蝉の声 喜雀
今日の午前中の巣の様子です。親鳥の姿が見えません。昨日から親鳥は、巣から離れ、給餌の時巣に戻ってくるようになりました。親自身の栄養状態が充実していないと給餌が充分におこなわれないので、せっせと餌を採っていることでしょう。親を待つ間は、睡眠タイムです。寝る子は育つといいますが、このとき成長ホルモンがしっかりでていることでしょう。今日は、デジスコを使って、アップで観察してみました。親と同じ色の羽がうっすらと見えてきました。
キジバトの給餌ですが、ピジョンミルクとよばれる体内で作られるミルクで給餌をおこないます。口移しで与えるのですが、始めてみる人は、親が雛の頭を食べているように見えて、ギョッとすることがあるようです。一つしかない口に二つの頭が入ろうとするので、親鳥は、大忙しです。