その一に続いて、ビタミンCとガンの関係についての研究を紹介します。
●Kameron博士らによると、ビタミンCは亜硝酸塩とアミノピリンの反応によるラット肝がんの発生を抑制します。●Deucher博士らの研究によると、放射線療法を実施したガン患者に、短期間、4g/日のビタミンCを投与し、ある程度の臨床上の改善が認められた。●Meyer博士らの研究によると、多くの末期ガン患者の補助療法において、非経口的(点滴)にビタミンCナトリウムを用い、著明な改善がほとんどの患者で認められた。
●Jungehelt博士らの研究によると、ビタミンCがヒト血中濃度において、一定の値に達すると灰白髄炎ウイルスを不活化します。●Stone博士の研究によると、ウイルス性疾患に対し、動物とヒトは、ある程度、ビタミンCの摂取を増やすことにより、予防できる。●Anderson博士らは、ビタミンCの抗ウイルス作用、抗菌作用、抗ストレス作用などを報告しています。●Warren博士らの研究によると、外科手術中、幾人かの患者の末梢血管中にガン細胞が認められたが、これらのグループはほとんど健康であり、数年後、治癒しました。このことは、宿主防衛のメカニズムが存在したと考えられます。●Schlegel博士の研究によると、膀胱ガンはビタミンCにより予防でき、再発の予防のためには、1.5g/日の摂取が望まれます。●ストック、カーン、メインスコ、ベルケ、ブレスコ、チョップ、ヒギンソン博士らは、ガンに対するビタミンCの有効性を報告しています。
●Cameron博士によると、彼の経験では、ビタミンCは、ガンに対し体が持っている防御力を高める点において、非常に価値があります。●Saccoman博士によると、彼は、1971年以来、ガン患者の治療にビタミンCを用いており、多くの症例において大変満足する結果です。Good博士によると、ビタミンC療法は、感染症とガンの成長を防ぎます。そして、そのことを断言します。
References
H. L. Newbold. VitaminC against Cancer. Stein and Day/ Publishers. 1979
Richard A. Kunin. MegaNutrition. Hochman Books.1980
L. Pauling. Cancer and VitaminC. (1979)Linus Pauling Institute of Science and Medicine.
Stone,I. (1972)The healing factor: vitaminC against desease. Glosset and
Dunlap.