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ビタミンA(レチノイド、レチノール酸)の抗腫瘍作用とその適正量について 栄養医学ブログ 日本ビタミンC研究会

2024-10-07 16:55:33 | 健康・病気
いろんな研究によると、ある環境では、天然レチノイド(ビタミンA)は上皮ガンの進行を阻害する可能であるが、不適切な組織分布、法外な毒性のため、化学的予防因子としての使用が限定されています。人においては、局所的に用いたレチノール酸が、光線角化症やガン細胞の退縮をもたらし、経口で投与した場合、膀胱の乳頭腫の退縮や、口、舌、喉、頭などの白斑症の退縮をもたらします。しかし、レチノイドの大量経口投与は、ビタミンA過剰種をもたらします。その過剰症は、皮膚、粘膜などの変化を特色とし、肝機能不全、頭痛を発症させます。ビタミンAは、50,000国際単位/日ぐらいまでは安全ですが、10,0000国際単位/日を超えると、上記、副作用を生じる可能性があります。

また、8,000名のノールウエイ人の食生活の研究では、肺ガンの発生率と摂取野菜のβーカロテン(ビタミンA前駆体)の間には、強い相関が見られ、この疫学的研究が、ビタミンAに対する疫学的研究への興味をもたらしました。Hirayama博士の疫学的調査によると、肺ガンの危険率は、緑黄色野菜(カロテン類を含む)を毎日摂取する人は、それを毎日摂取しない人に比べて、明らかに減少することが判明しました。なお、膀胱ガン、胃ガン、、結腸ガン患者でも、カロテン類の摂取が減少していた。

References
George E. Berkley. Cancer: How to prevent it&How to help your doctor fight it. 1978 by Prentice-Hall, Inc.



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