私のつれづれ草子

書き手はいささかネガティブです。
夢や希望、癒し、活力を求められる方の深入りはお薦めしません。

過敏なのです

2010-09-12 | 6悩む
自覚しているが、どちらかというと過敏傾向の人間である。

イレギュラーな状況に出くわすと、必要以上に警戒し、防衛線をはる。

コスメに配合されているオイル成分などに、間違いなく反応し、きれいになるどころか炎症がおこる。
最近は、フランス製の温泉水をパッキングした某スプレーにも拒否反応が起きた。
敏感肌用をうたってあるのに、それを使い始めてから出るわ出るわ吹き出物。
風呂上がりのスプレーを封印すると、ピタリと止まった。

「これ、止めておいた方がよさそうだなぁ…」と予感すると、まず間違いなく望ましくない結果をたどることになる。

今日は、夏の日差しを避けて地下街をテクテク歩くうち、右側頭部にキリキリと激しい痛みを覚えた。
右手でこめかみを押さえながら100mほど歩き、エスカレターで地上に出たところで嘘のように痛みが引いた。

初めて通る道ではないのだが、何かしら環境が変わったのかもしれない。
あのルートをとって家路につくのは、当分止めておこう…と思う。

風邪などの感染症がある訳でも、傷や水虫などがある訳でもないのだが、日常的に白血球の値が高値を示す。
内科医は「そういう体質の人もいらっしゃるから」とお茶を濁し、婦人科のドクターは大腸の憩室炎を想定して「お腹が痛くなったら早く病院へ行った方がいいよ」と助言してくださる。

ちらっと、侵害刺激を施す鍼灸治療が影響している可能性も考えるのだが、本当のところはわからない。

見えない気の免疫細胞役があるとしたら、そうした役割のものも高値をしめしているのかもしれない。

「何かが守ってくれているのだ」と考えるようにしている。
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エコカー補助金

2010-08-27 | 6悩む
この春、私は車をいわゆるコンパクトカーと呼ばれるものに乗り換えた。
もっとも販売数の多いタイプの某トヨタ車だ。

いつもクタクタになるまで車は乗る主義なので、父の死と時を同じくして調子の悪くなった3年目の車を乗り換えるについては、色々と気持の逡巡があったのだが、エコカー補助金やエコカー減税が乗り換え決断の背中をおしてくれたのは事実だった。

ところがそのエコカー補助金、新車登録が4月半ばだというのに未だに「うんともすんとも…」音沙汰なしだった。

自分の車の登録番号を入力すると、申請の状況を調べられるページがある。

http://eco.cev-pc.or.jp/

ここ1か月、ほとんど根競べでもしているような気持でしつこく入力をつづけていたのだが、哀しいかなずっと「申請されていません」「受理されていません」という表示しか上がって来ない。
切ない気分に陥り、不信感さえもちらほらし始めていたところだ。

世の中には、エコカー補助金終了のお知らせも目立ち始めた。

そして、新車登録から4か月半を経た今日、漸く「受理されています」の表示。
これから受け付けた書類をチェックし始めます…ということらしい。

どう考えても仕事が遅すぎる。
やはり旧態依然のお役所仕事だからなのかしらと思いつつ、とりあえずホッとする小市民である。

他にも、手遅れにならないうちに何とかすべきことは、世の中に溢れているけれども。
それも、命取りになりそうな一大事が。
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ひとりを慎む

2010-08-11 | 6悩む
パソコンや電卓を道具に生活を成り立たせていた頃、私の右上肢には、しばしば色々な現象が起きた。

前腕部に得体の知れぬ「しこり」が出来、痛みも何も無いのだが、結構な大きさで、整形外科でCTのスライス画像を撮ってもらっても、結局何ものであるか判断できず「切開して調べてみる?」というあまり積極的でない問いかけをもらって帰った。

働き者の女性の手に多く出来るという「ばね指」も右薬指に抱えた。
これも、整形外科では「切開する?」と勧められる。

商売道具の右手の手術は極力避けたい。
痛みは無く、悪性のものである可能性もなさそうなだったので、結局いつも手術を選択することはなかったが、事務仕事から遠ざかって数年、「しこり」も「ばね指」もいつの間にか消え失せた。

ところが先日、右足の足背部にしこり状の盛り上がりを発見した。
「逆ばね指」状態だ。

つらつら考えてみるに、最近私は足の親指を頻繁に使っていた。
冷房の風を循環させるのに扇風機のスイッチを入れる時、そして切る時。

パソコン周辺機器の電源タップのスイッチを操作する時。

バルコニーの出入りに使うサンダルを引き寄せたり所定の位置に戻したり。

…こういうのを「お里が知れる」というのだ。
横着でお行儀の悪い所作を、もはや誰も注意してはくれぬ。

明らかに使い過ぎの右足の親指。
休ませてやりましょう。
そして、お行儀よく、ひとりを慎みましょう…と肝に銘じることだった。
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新聞のない生活

2010-01-08 | 6悩む
新聞を止めてみた。

不快な事件が起こった訳ではない。

明治時代から我が家でずっと読み続けてきた某紙なのだが、ちょいと気分を変えてみたくなったと言ったら、厳しい環境下にある業界人からは非難されてしまうだろうか。

社説に最近違和感を覚えることが多くなったとか、
事実はインターネットニュースで知ることの方が多いとか、
旅行で新聞を止めてもらった際の事務処理が納得できないとか、
合理化で、地方紙を発行する地元新聞社に印刷を丸投げするようになってから、紙質が悪くなったとか、
高齢者が読みやすいよう活字を大きくされたことで情報量が減ったような気がするとか…結構いろいろ感じてはいたのだけれど。

単身赴任の友人は、月~金だけ購読しているという。

「子育てはこれから正念場です」って主婦の中には、広告の多い木曜日(だったかな?)だけの購読契約をしているなんて人もいるそうで、比較的自由な購読形態が可能となっていることだけは承知していたのだ。

で、いざ家の中に新聞のない生活が始まってみると、これが何とも淋しい。

恐らく歯が抜けてしまったような心もとなさを感じるだろうとは思っていたのだが、何だか世の中から忘れ去られてしまいそうな心もとなさなのだ。

また、情報の早さでは劣るかもしれないが、長々と自分たちのペースで情報を見せてくるテレビのニュースより、新聞の方がずっと選択性と合理性に優っている。

自分の感覚に響く記事だけ読めばよいのだから。

結局、我が家の新聞なし生活は一週間ともたなかった。
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「うちのボスはアホですの」

2009-12-25 | 6悩む
あるいは
「この団体のレベルは余り高くありませんの」
とまぁ、のっけから書いてあるような言葉の誤用がある。

残念なことに、本日、私が所属しているある団体からの文書にそれを見つけた。
その文書は
「会員各位殿」で始まっている。

「各位」は「皆々様へ」の意味であり十分に丁寧な敬語である。
「殿」は親が子へ手紙を送ったりするような際、目上の者から目下の者へ宛てられた文書に用いる。

「会員各位殿」を翻訳してみると

「会員の皆々様へご報告文書をお送りいたします。会員宛てに送ったぞっ!」
とまぁ、丁寧に書き送っているのか命令しているのか、上下関係の良く分からない文言となる。

この「各位殿」の誤用、従来からしばしば目にするのだが、役所からの通達や大手上場会社からの報告書類にはきちんと「各位」「株主各位」「関係各位」といった具合に正しく用いられ、誤用はまず見られない。

役所の下部団体や、上場会社のグループでも末端の子会社が出した文書には散見されるが。
「お客様各位」は、窮余の策?くだんの上やら下やら解りかねる「各位殿」はじめ「居住者各位様」(お住まいの皆々様!様!!とまぁ背中がむず痒い言いよう)といった「各位」に「様」を更に重ねる用法もあるようだ。

どの程度の事務方が事務をとり、常識のある人物がボスとしてきちんとチェックしているかどうかが結果として現れる訳だ。

私も事務を担っていた頃、エンジニア出身の上司が書いた原稿に、この「各位殿」を見つけ、訂正させて頂きたいと申し出たものの「各位では失礼だろう」と上司は譲らず、これを説き伏せることもできず、そのまま「各位殿」で何通かの文書を送った経験がある。

「格好悪いなぁ」「見る人が見れば教養がないと笑われてしまうが」と思いながら、事務方としては強いてそれを訂正する権限はない。


クリスマスイブにも、ニュースは流れている。
七年とか八年とかいった期間は時効によりそれ以上遡れない為だろうから、実際は十年も二十年も、ずっとなされてきたに違いない脱税行為。
富める者にしか犯せない罪だ。

そこで、秘書が犯罪者として起訴されても、その責任がボスにない訳がない。

そんなボスを選んだ衆愚が、最大級のアホと言えばそれが真実か。

日常の卑近なエラーを発見するにつけても、自分が人生を結局は委ねなくてはならないセンセー方の集団が、ぐるぐる迷走する様が情けなくてならない。

余りにヒドイ迷走ぶりに、格好悪いを通り越して気分が悪くなる。
それらの現実を黙殺することは、黙認したことになってしまうのだろうか。
そんな訳はない。
沈黙は、決して許容とイコールではない。
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年金定期便

2009-12-19 | 6悩む
12月生まれなので、当月、年金定期便なるものが届いた。

中身の記録は見事なパッチワーク状態。

過去を振り返るのが嫌いでも、否応なく現実と向かい合うことになる。
大規模な欠落も無く、こと私個人に関しては、社会保険庁様はきちんと仕事をして下さっているようではあるが、いかんせん内容が面白くない。

私が年金をいただく年になるまで生きおおせた場合の年金額を算出してみるが、いかにも少ないではないか。

このまま、長生きしてしまうとまずいのではないか…と、しばしば思うにつけても気になっていた年金基金のHPにとび、掛金のチェックをしてみるが、女性は長生きする関係で男性の2割高の掛金設定なのだということに愕然とする。

払い込んで5年据え置き、順当に85歳まで生きたとしてトントンの設定のようだ。

デフレの後にやってくるはずのインフレも、基金の破綻といった事態の想定も脇に置き考えてみるも、判断に困るところである。

長い長いスパンの話である故、ちょっとした投資商品に躊躇するのと比較にならないくらい悩ましい。

結論はなかなか出ませんねぇ。
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信仰はないのだが…

2009-10-28 | 6悩む
大いなるストレスはやり過ごしたつもりだったのだが、ここのところ遊走性の刺痛に悩まされている。

場所が定まらない、刺すような痛みである。

こいつに深夜、不意に襲われると、いよいよ癌かはたまた切った貼ったを要する異変が起きているか…とまぁ追い詰められ、眠れなくなってしまうので、余り深く考えないようにしている。

東洋医学の原理によれば、瘀血(おけつ)に原因するもので、気や血の滞りによる症状といったことになるのだろう。

カメラで覗いても、写真をとっても、明解な異常には辿り着かないので、従来通りで変化がないならば、いわゆる瘀血の症状なのだろうと考えている。

昨夜も不意にこの刺痛に襲われ、浅い眠りを破られた私は、あろうことか経文を胸の奥で唱え始めた。
私個人に信仰はなく、いわゆる代々その宗旨で法事をとり行ってきたというだけに過ぎないのだが、記憶の拠り所は、何故かしら縁の深かった祖母が、まだ元気な頃、朝な夕なに仏壇に向かって唱えていた経文のリズムである。

おぼろげに記憶されているくだりを口中で呟いてみると、不思議と痛みが治まった。

知識の体系の頂には、宗教や哲学があると学んだ記憶がある。

幾年にも渡って培われた歴史のなせる業か、個人の記憶が導くのか、判然としないのだが、不思議な力が経文などの言葉には宿るのかもしれない…。

依然として信仰心などが私の胸に芽生える気配はないのだが、歴史を経て語り継がれてきた言葉をなぞってみたい気分になっている。
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コーヒーメーカー壊れる

2009-07-18 | 6悩む
もう、10年使っているTOSHIBA製のコーヒーメーカー。

今朝、カップにコーヒーを注ごうとすると、いつもはボトボトこぼれてくるコーヒーがきれいにカップに収まった。
その時は何とも思わなかったのだが、夕食後にセットしようとしたとき、耐熱ガラスポットの注ぎ口がV字に割れているのを見つけた。

えーっ!割れてるよ。
だからこぼれなかったのか?
いつ、割れたの?
無理やり食洗機に入れ込んだのがいけなかった?
破片は?飲んじゃった?

あれこれとうすら寒い記憶が次から次へ浮かんでは消える。

ポットを買い換えるのも、新調するのも、金額的には変わらないような気がするので、新しいものを購入することにした。

家電は通常とても長く使うので、10年でさよならというのは決して長い付き合いという訳ではないのだが、十分働いてもらったと思う。

この種の家電は、10年前と機能的にさほど進歩しているとも思えないのだが、エコ志向で、ステンレスポットになっていて電源OFFでも保温機能を備えたものにする。

日本メーカーの品ではないが、圧倒的に支持されている様子。
だけど、なんだか一抹の寂しさを覚える。

良いから支持されているのだろうな。
もう、とにかく機能不全を起こしてひど過ぎるから、とにかく違うものに切り替えてみよう…っていうのとは違うのだけれど、どこかの国の政治の惨状を何故かしら思った。
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為替相場

2009-03-25 | 6悩む
なぜ?といぶかるばかりの円高が、急激に是正されていっている。

米国とは一蓮托生のようなところがあるので(!?)ドルに対しての動きはさほどではないが、対ユーロ、対オーストリアドル、対ポンド、対ニュージーランドドルといった米国以外の通貨とのバランスが是正される勢いには、全く恐るべきものがある。

為替変動の激しさは、株価変動の比ではないような気がする。

株価もやっと戻してはきているが、とかく先を読むのは難しい。
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ふーん、知らなかった

2009-03-12 | 6悩む
世の中不況であるし、株価も恐ろしく低水準なので、決算集中月の今月、配当と優待を狙って、スーパーやデパートといった小売業の安定株を物色していた。

ところが、どうも様子が変なのだ。

「ここはどうだろう?」と魅力を感じ、詳しく状況を調べてみる小売店のいずれもが、何故か2月決算。
配当や優待を受ける権利確定の決算月を、みな終えてしまっているのだ。

どうして2月決算なの?といぶかってみたところ、やはり訳があるようだ。

http://manabow.com/qa/kourikessan-1.html

3月なんて繁忙期に、決算作業が重なると大変だから…ということらしい。

俗に「ニッパチ」と呼ばれる、2月・8月。
世の中の経済活動が一段落し、低調な時期にこそ決算はするべし…ということなのだ。

なるほどねぇ。
商人はかくあらねば…と感心することしきり。

しかし、ひと月遅かったなぁ。
吉と出るか、凶と出るか、はてさて。
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