私のつれづれ草子

書き手はいささかネガティブです。
夢や希望、癒し、活力を求められる方の深入りはお薦めしません。

いまどきのレジスター

2009-08-06 | 12怒る
最近すっかり定着した感のあるレジスター。

価額は手入力ではなくスキャン。
お札も小銭も受け取って投入口に入れれば、レジが厳密に審査し金額を表示してくれる。
もちろんお釣りはレジが計算して、ジャラジャラ、バサッと定額が出てくる。

人間は見事にレジスター様にお仕えしている格好だ。

で、間違えがないかといえばそうでもない。

コンピューターにバーコードに対応する金額が誤って設定されていると、とんでもない金額をお支払いすることになる。

…で、いつも、目の前を通り過ぎる商品と金額表示画面をチェックしているわけだが、先日危うく落とし穴にはまりそうになった。

商品は@100円のミネラルウォーターとしよう。
6本入った箱ごと購入。
当然ひと箱600円ということになるのだが、レジの男の子が箱のバーコードをスキャンすると、840円也というとんでもない額が表示された。

「100円のミネラルウォータの6本入りが、何故840円になる訳?」
すかさずおばさんは問い詰める。

レジの男の子は例によってはっきりしない。
「箱入りですよね」

…あん?バラで買えば600円の商品を、箱に入っているというだけで段ボール箱に240円も払う人物が今時どこにいます?
…高級フルーツの化粧箱じゃあないんだよ、ただの段ボールだよ。

箱のバーコードの訂正登録がされていないだけでしょう。
計算すればすぐにわかることなのだから!

…と言いたくなるのをじっと我慢し、「おかしいですよね」と繰り返す。

むっ!とすると声が大きくなる性質で、ぬらりくらりした今時の男の子の対応に私のイライラはつのるが、事態はなかなか解決しない。

夕方の時間帯でどのレジにも行列があり、みなの注目を一身に集めることとなり、恥ずかしいことこの上ない。
…もう、やめてよぉ。
自分の声の大きさを呪いつつ、イライラはつのる。

人間の筋肉は使わないとドンドン衰え使い物にならなくなる。
廃用萎縮といって、脳卒中の御老人はマヒ側にこの萎縮を抱えることになる。

脳だって筋肉の一種である。
使わなきゃドンドン萎縮してしまうよ。
男の子は正にレジスターのしもべ。
危機管理の体制も対応力も無い。

結局、ベテランのおばさまによって事態は収集されたが、もう「研修中」の札が外れていたって、列が短くったって、若者の僕ちゃん担当のレジにはゆかないぞっ!!と心に決めたことだった。
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哀しい光景

2009-07-12 | 12怒る
七月に入ってから出現しはじめたそれを見つけたのは、今日で4回目だろうか。

早朝のゴミ出し時、遅い時間の帰宅時、駐車場の片隅にアサヒスタイルフリーの500ml缶が一つ、きれいに飲み干した状態で置いてあるのを…。

常日頃、比較的きれいに片づけられている駐車場なので、そんなゴミの存在は目を引くのだ。

マナーがないし、非常識な人物の行為であることに間違いはないのだが、いつもかならずアサヒスタイルフリーの500ml缶が一つというのは…その向こう側に哀しいおじさんの姿がほの見えてしまい、あれこれ想像せずにはいられない。

暑くなったというのに、そのおじさんは、自宅での飲酒を禁じられているのだろうか。
糖質0を謳い文句にしている商品のようだから、この春の健康診断で高脂血症や糖尿病の危険性を指摘され、奥方から禁酒を約束させられているにもかかわらず、帰宅しての一杯が止め難いとか…。
車を運転して駐車場まで到着したところで、壁際の片隅で500mlを流し込み、証拠物件の缶を自宅まで持ち帰る訳にゆかないので、空き缶を置いてご帰宅か。

…ということは、当マンションの住人に左様な哀しきおとーさんが存在するということだろうか。

願わくば、近隣の別マンションの住人であることを祈ったり。
当節のことだから、下手人!?はおじさんではなく、単にマナーのないおねーちゃんだったりして。

哀しいドラマをあれこれ想像しているうちに、すっかり気持ちが冷え冷えとしてしまった私は、ほとんど一年ぶりぐらいでビールを手に取り、エビスとサッポロ黒ラベルを購入して帰宅。

代わりに、きっちり飲んであげます。
高カロリーの肴をテーブルに一杯並べて。
だって、哀しすぎますもん。

決して飲める口ではないので、そのまま冷蔵庫で賞味期限を過ごしてしまうかもしれないけれど。
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佐○急○の新人ドライバー

2009-07-04 | 12怒る
最近、通信販売で必要なものを購入することが続いた。

代済みだったり、代金引き換えだったり、状況も宅配業者も様々なのだが、表題の運送業者の不在通知がどうも妙な具合。

代済み商品は、不在時、宅配ポストに入れられているのが常なのだが、代済みの小品であるにもかかわらず「持ち帰りました」通知が投入されている。

「何で?」と不可解だった。

同日、やはり代済み商品が他の業者さんの配達であったのだが、これは通常通りちゃんと宅配ポストに預けられていた。

この奇妙な「持ち帰りました」通知には、ちょっと対応しかねて、そのまま再配達要請しないままでいたところ、翌日、別のドライバーさんによって「宅配ポストに預けました」という通知と共に小荷物は到着した。

そんなことがあって先日
「代引き商品があるのですが、よろしいでしょうか?」と佐○急○のドライバーから電話がかかる。

「どこからの商品ですか?」と尋ねると

「○○さんからの商品です」とそのドライバーが私の苗字を平然と口にする。
しかも、違う名字の読みで。

「私から私あてで代引き商品が届いているのですか?」とありえない返答に重ねて尋ねると

しばしの沈黙の後
「ちょっと待って下さい」といって、ようやくある通販業者の名前を伝えられる。

…変だぞ。
佐○急○という会社のドライバーさんは、本来個人事業者のような立場で、効率最優先の意識が恐ろしく高い。
体育会系の動きで、そんな間抜けな対応をするドライバーにはであったことがないのだが。

数分後、電話のドライバーがあらわれ、またまた正しくない読みで名字を呼ばれ、荷物が手渡された。
ひょろ長く青白い若者で、佐○急○のドライバーというより、家電量販店で研修中の販売員さんのようなもの言い。

それでもって、商品代金をポロポロ落としながら受け取って、金額の確認もさらっと怪しい様子。

たまらず
「普通、代金がいくらいくらですが…って電話で確認されますけれど」と問えば

「わかっていらっしゃるかと思って…」
「申し訳ございません」という応答。

おいおい…。
どこからの商品で、いくらの代金かちゃんと伝えた上で来ないと、持ちあわせがなかったらどうするんだい?

同じころ、別に届く予定のある品物があったとしたらどうするの?

やはりらしくない。
彼は、タイヤの擦り減りさえも最低限で済むように計算して運転するドライバー集団の中で、ちゃんとやっていけるのだろうか?

「持ち帰りました」通知を入れて、小さな荷物を配達しなかったのは、間違いなく今日のドライバーだ…と思いながら、その効率の悪さを指摘してくれる先輩はいないのか?早くそのスタイルを改めないと、生き残れないぞ…と、老婆心なのだった。

辛くなるので、あの業者が配送担当する商品は、当分購入したくないなぁ…と思いながら、そのらしくない新人ドライバーがいい出会いを得て鍛えられることを祈った。
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悔しかった記憶

2009-04-22 | 12怒る
昼下がり話していて、もう10年近く前の、とても悔しかったエピソードを思い出した。

ワードプロセッサーを打ちやり、初めて購入したPCは、IBM製の重厚なPCであったが、それを二度ばかり引っ越しにつきあわせ、ドメインも変更すること3回目…というインターネット設定の時のこと。

もともと機械にはあまり強くないのだが、一日徹夜すれば、自分でネット接続の設定はできていた。ところが、その時にはどうしても設定が完了しなかった。

ケーブル会社系のネットに接続していたので、サポート体制がいま一つで、設定ができないときには、いくつかある情報系の会社から個別に選んで依頼して下さいという不親切な対応。

リストの中から、最も規模の大きいR社に依頼をかけ、設定に来ていただくことになった。

仕事を休むことも出来なかったので、夕方からの来訪を依頼し、18時過ぎに背広姿のエンジニアが現れた。

ところが、1時間経っても、2時間経っても接続が完了しない。
日はとっぷりと暮れ、21時を過ぎようとするころ、流石に我慢できなくなり
「もう結構です。お帰り下さい。」と退散を促した。

それでもエンジニアはしばらく格闘していたが、結局接続はできないまま、確か料金の10,000円と消費税を受領して引き上げていった。

今の私であれば「設定ができていないのに料金は払いたくない」と言えただろうか。
エンジニアは(本当にエンジニアだったのだろうか?)請求をしないと、領収を切ることもしなかった。

その時以来、R社の製品は決して購入しないのであるが、更に悔しかったのは、設定の試行錯誤の過程で、勝手に電話回線を使われていて、翌月のNTTの請求書にデータ通信の費用が3,000円余り加算されていたこと。

ケーブル会社の回線を契約していて、電話のデータ通信料なんてかかりようがないのに…。

上場企業やそのグループ子会社のお粗末なデータ改ざんや不正が明らかになる度、その時の「大手であれば大丈夫だろう」と信じて依頼をかけた自分の不明を思い出す。
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立ち入り禁止

2009-03-24 | 12怒る
年明けからせっせと取り組んでいた住まいの片づけが一段落。

旧吉田邸など歴史的建造物が立て続けに焼失するニュースを聞き、10年近く空家となっている実家の古屋が気になり始めた。

すこし前までは、昔堅気のおばさま方がお元気で、側溝に草が生えているだのなんだのとコミュニティーを指導して下さっていたので、落ち着いた住宅街だったのだが、近年目に見えて荒れてきた。

多分、問題があるのは、転勤族で団地内でも格別に立派な家を賃借して住んでいる一家と、少し前売却された古い家を購入されて住人となった若い一家。

…どちらも子沢山だ。

そして、どちらの家の側溝にもお菓子の袋やジュースの缶が散乱している。

少し前なら考えられない光景なのだが、ピリリと辛い山椒のように指導力のあったおばさまはもういらっしゃらない。

空家となっている我が家は、悪ガキ達の格好の遊び場となっているようで、木くずは散乱するや、お菓子の袋は放りっぱなしだわ…訪れる度スーパーのビニール袋に半分ぐらいのゴミを収集することになる。

親がしっかり子供の行動を把握していないのは間違いないが、地域の指導力もなくなっている。

「敷地の中に入るだけで不法侵入なんだけどなぁ…」と思いながら、余りセンセーショナルな態度にも出られず、しかし、何かあっても一切責任取れないし「ひどい破壊行為があったような場合には警察呼ぶぞぉ…」と密かに決意するぐらい。

「ニッポンの未来もいよいよ危ういなぁ」と思うこの頃である。
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きゃんきゃん営業担当とビリビリ御老人

2008-11-22 | 12怒る
先日、某金融機関の営業担当さんと話さなくてはならない事態に陥った。
契約確認をしたいのに、十分な情報が手元にない状態の営業担当さんは、最初から高飛車な物言い。

正しい日本語で、高圧的に言葉を投げてくる。
相当ストレスがたまっておられるのか、確認ができないことで上から圧がかかっているのか。

きゃんきゃん仰っても、やんわり語りかけられても、事実はひとつであり、説明する内容は変わらない。
しかし、そのときの印象は、相手の話し方によって全く違ったものになる。

そのときの印象が、後々大きな決断をしなくてはならない時の選択を左右するのだが、今、ひとつの思いでいっぱいのきゃんきゃん営業担当さんには先のことは見えていない。

方や、脳卒中で左脳のブローカ野を障害してしまった御老人の話。

人の話はほぼ理解できているのだが、自分の意思を言葉にすることができなくなっているので、ほとんど言葉による自己主張ができない。

「きゃんきゃん」も「かりかり」も出来ないのだから、当人のストレスたるや想像するに余りある。

その御老人の額に手を置いていると、大抵、指先からビリビリと激しい気の流れを感じる。脳の中で、伝えたいことを言葉にしようと、神経細胞がじだんだ踏んでいるに違いない。
恐ろしいばかりのエネルギーで、額に置いた手は、しばらくしびれたようになってしまう。

御老人と私の間に、同じ感性があれば、感じとれるのはビリビリ感だけでなく、その意思だったりするのだろうが、カナシイカナあまり共感することがない間柄の親子(!)だったので、情愛だけでその想いを受け止めることができないのだ。

今日も、ビリビリ御老人の大いなるエネルギーだけを感じて、その意は量れなかったな。
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