私のつれづれ草子

書き手はいささかネガティブです。
夢や希望、癒し、活力を求められる方の深入りはお薦めしません。

カレンダーの斜め線

2022-07-31 | 5考える
日にちと時間に縛られなくなり、ぼんやりひぐらししていると、認知状態に不安を覚える事がある。
このままつかみどころない人になり、干からびてしまうのではなかろうか…と。

その危険性は大いにある。
しかし、さほど憂うべき事でもないとわかってもいる。

危うさを覚え、いつからか卓上カレンダーに斜め線を入れる習慣が出来た。
「今日も一日無事終えました」という想いで、その日の終わり、斜め線を書き込み、明日が何月何日かを確認して眠りにつくのである。

ところが、先日テレビドラマ「先生のおとりよせ」の録画を見ていたところ、向井理演じる小説家の先生が、くさやを焼くタイミングを計るべく睨んでいたカレンダーに、やはり斜め線が記されていた。
カレンダーにはゴミ出しの予定が書きこまれ、私と同じ斜め線も書き込まれていた。
「同じだ!かくなる習慣は私に限らず多くの人が…」と、わずかに共感を覚え笑みがこぼれた。
だが、作家先生の斜め線は、一日の始まりに書き込まれており、本日欄に最新の斜め線が記されている。
私は一日の終わりに書き込むので、本日欄はその日を終えるまで空白なのだ。

同じ習慣だが、方向性が全く異なる斜め線。

知人に「一日の始めにマークするのと終わりにマークするのはどちらがスタンダードか」と尋ねてみたところ「一日の始めにマークするのが標準」とすかさず回答があった。

そこで、私も標準スタイルに改める事とした。
明日から、いよいよ八月である。

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