父のこと

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今日から9月。早いものですね。

大正12年の9月1日、関東大震災が発生した日ですが、今年は例年に比べ取りあげるメディアが少ないような・・・

・・・否、単に私がTVを殆ど見なくなっただけカモ。。

ずいぶん昔に、ノンフィクション作家の吉村昭さんの作品を読んで感銘を受けた記憶があります。

「追悼法要」だとか、「朝鮮人虐殺」だとかの記事のタイトルは目に入ってきますが・・・

「朝鮮人虐殺」についても様々な文献等に触れて判断することが大事だと思います。

もちろん全否定する積りはありませんが、何の知識も持たず過度に反応することは避けたいと思っています。

発生の背景や起因、またそれに対する民間人や警察機構等の対応などなど。


もう四半世紀以上前に亡くなった父親は、仕事の関連で半島に渡った長崎出身の祖父と福岡出身の祖母の間に現在の韓国・大田（テジョン）で生まれました。

その後満州(現在の中国東北地方）に渡り、満州国の首都新京（現在の長春）で終戦を迎え、皆で門司に引き上げてきたという歴史があります。

存命中、大田や新京時代の様々な話を時々聞かされることはありました。良いことも悪いことも・・・

父が40代、あるいは50過ぎていたでしょうか、朝鮮時代の学校の同窓会が何度かあって、日本と朝鮮（韓国）それぞれ交互に同窓会を開いている時期がありました。

父も当然、何度か参加していました。韓国の学校の校庭で、日本人の同窓生を韓国側の同窓生が歓迎している写真を見せてもらった記憶があります。

互いに歩み寄り、握手し抱き合い。。なんていう写真もいくつもありました。

父も、「オーイ、〇〇じゃないか！」と歩み寄ってきた同窓生がいて・・・でも、どうしても名前が思い出せなくて・汗　なんていう笑い話も聞かされました。

当時の学校制度のことは不勉強で良く分かりませんが、ともかく父の通っていた学校では日本人も韓国人も分け隔てなく一緒に通い学んでいたようです。

たまたま、日本人が多く住む地域だったのかも知れませんが・・・

日本人の同窓生は一介のサラリーマンが殆どだったが、韓国人の同窓生は、当時韓国の大手テレビ局のお偉いさんだったり、官僚や軍の上層部、政治家などえらく出世しているものも目についた。と、話していたのを憶えています。

当時から日本と韓国の間にはぎくしゃくした問題もかなり表面化していたと思います。

しかしそんな経験を持つ父は、実体験を知らない(或いは意図的に）マスコミ等が作り上げご注進した(時には嘘も混じっていたであろう）過度とも思える現象には常に否定的でした。


年とったせいか、なんかこんなことも思い出し呟きたくなりました・汗































木更津駅東口のモニュメントと、駅改札への通路から見た内房線と久留里線






カメラ　 iPhone
撮影日　　2024.008.30


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