3連休最終日の六本木だというのに、ほとんど人が歩いていない・・・
夜になっても、薄暗くて、SF映画で見たことがあるような雰囲気・・・
北風が吹く雨の東京は、やっぱりみんな外に出ないようにしているのかな。
夕方、2.3号機から煙が発生したとのニュース。
九州にいる友人から、避難したら、とすぐ電話があった。
春休みになり、回りでは、関西方面や海外へ行ってしまった子供達も多い。
うちは、大学に向けて受験勉強が本格的にスタートし、
Judyおかあさまも、これから高校3年間、
息子の鬼コーチとなって頑張っていこうと張り切っていた矢先に、
この大災害となってしまった。
今日、カレンダーを眺めながら、思った。
あの3月11日から、
なんだかよくわからないうちに、
今日に至っているが、
すっかり色々なことが変わってしまった。
何でこんな事になってしまったんだろう。
これから一体何が待っているのだろう。
と、ついつい、ふっと考えてしまう。
癌を告知された日を境に、
やっぱり同じようなことを考えたものだけれど、
こういう事態を体験すると、
もう癌なんて、どってことないな、
と思ってしまう。
癌の恐怖も吹っ飛ぶぐらい、恐ろしいことが起きてしまったのだから。
なんだか、すっかり価値観も意識も変わっていきそう。。。
生きているだけで、最高だ。
生きられるだけで、ありがたい。
震災で亡くなった人たち、
愛する人を失った人たち、
毎日テレビや新聞で悲しいシーンを目にする度に、
辛くて泣いてしまう。
スーパーに買い物に行っても、
魚売り場の前に行くと、ボロボロ涙が出てしまう。
石巻の魚はもうそこにはない。
それが無性に悲しい。
今日テレビを見ていたら、
気仙沼漁港の人たちが、
絶対に復興しよう、と誓っていた。
子供の頃、夏休みになると、よく三陸海岸の岩場に連れて行ってもらった。
海に素潜りで、アワビやウニを取って、その場で食べる。
それはそれは美味しい。
祖母や叔母、叔父、従姉妹達との楽しい思い出だ。
被災地としてテレビで流れる行ったことのある場所は、
あまりの無残さに言葉が出なくなる。
きっと、必ず、復活する!
そう信じたい。
今、不安な人、悲しんでいる人、辛い人・・たくさんいるだろう。
ほんのわずかでも、
その人の痛みを和らげてあげられるような人間になろうと、
震災のあと、そう思うようになった。
そして、元気にはつらつと前を向いて生きていかねばならぬ!!
生きていれば、希望を持っていれば、
どんな可能性だってあるのだもの。
でも子供たちのことが心配になる。
できることなら、この春休み、
息子への放射能の影響も心配なので、
正直、東京から離れて過ごしたいところだ。
でも、明日から、塾やら、春期講習も始まるし、
家庭教師も来ているし、
非常事態にならない限り、
避難はしたくない。
ただし外出するときは、マスクと帽子に長袖は、必須!!
私もそろそろ、癌研にも伊藤病院にも行かなくちゃ、だわ...。
この震災で、予約をキャンセルにしてしまった。
歯医者さんもキャンセルしてしまったし。。。
とにかく、かれこれ1週間、運動もできず、心身共にストレスが溜まってきた。
普通の生活に戻そう!
被災していない人たちは、日本の活性化のために、いつも通り一生懸命働いて、日本の経済を復興させることに努めることも、
大きなボランティアとも言える。
今日は、夕食が終わってから、今まで、溜まっていた仕事を終わらせた。
ふと、宮沢賢治の雨にも負けず、が浮かんできた。
これからは、こんな風に生きていくのがいいかもしれないわぁ・・・。
「雨にも負けず」
雨にも負けず、風にも負けず
雪にも、夏の暑さにも負けぬ、
丈夫な体をもち
慾はなく、決して怒らず、
いつも静かに笑っている
一日に玄米四合と、味噌と、
少しの野菜を食べ
あらゆることを、
自分を勘定に入れずに
よく見聞きし、分かり、
そして忘れず
野原の、松の林の陰の、
小さな、萱ぶきの小屋にいて
東に病気の子供あれば、
行って看病してやり
西に疲れた母あれば、
行ってその稲の束を負い
南に死にそうな人あれば、
行って、怖がらなくてもいいと言い
北に喧嘩や訴訟があれば、
つまらないからやめろと言い
日照りの時は涙を流し、
寒さの夏はおろおろ歩き
みんなに、木偶坊(でくのぼう)と呼ばれ
褒(ほ)められもせず、苦にもされず
そういうものに、私はなりたい
夜になっても、薄暗くて、SF映画で見たことがあるような雰囲気・・・
北風が吹く雨の東京は、やっぱりみんな外に出ないようにしているのかな。
夕方、2.3号機から煙が発生したとのニュース。
九州にいる友人から、避難したら、とすぐ電話があった。
春休みになり、回りでは、関西方面や海外へ行ってしまった子供達も多い。
うちは、大学に向けて受験勉強が本格的にスタートし、
Judyおかあさまも、これから高校3年間、
息子の鬼コーチとなって頑張っていこうと張り切っていた矢先に、
この大災害となってしまった。
今日、カレンダーを眺めながら、思った。
あの3月11日から、
なんだかよくわからないうちに、
今日に至っているが、
すっかり色々なことが変わってしまった。
何でこんな事になってしまったんだろう。
これから一体何が待っているのだろう。
と、ついつい、ふっと考えてしまう。
癌を告知された日を境に、
やっぱり同じようなことを考えたものだけれど、
こういう事態を体験すると、
もう癌なんて、どってことないな、
と思ってしまう。
癌の恐怖も吹っ飛ぶぐらい、恐ろしいことが起きてしまったのだから。
なんだか、すっかり価値観も意識も変わっていきそう。。。
生きているだけで、最高だ。
生きられるだけで、ありがたい。
震災で亡くなった人たち、
愛する人を失った人たち、
毎日テレビや新聞で悲しいシーンを目にする度に、
辛くて泣いてしまう。
スーパーに買い物に行っても、
魚売り場の前に行くと、ボロボロ涙が出てしまう。
石巻の魚はもうそこにはない。
それが無性に悲しい。
今日テレビを見ていたら、
気仙沼漁港の人たちが、
絶対に復興しよう、と誓っていた。
子供の頃、夏休みになると、よく三陸海岸の岩場に連れて行ってもらった。
海に素潜りで、アワビやウニを取って、その場で食べる。
それはそれは美味しい。
祖母や叔母、叔父、従姉妹達との楽しい思い出だ。
被災地としてテレビで流れる行ったことのある場所は、
あまりの無残さに言葉が出なくなる。
きっと、必ず、復活する!
そう信じたい。
今、不安な人、悲しんでいる人、辛い人・・たくさんいるだろう。
ほんのわずかでも、
その人の痛みを和らげてあげられるような人間になろうと、
震災のあと、そう思うようになった。
そして、元気にはつらつと前を向いて生きていかねばならぬ!!
生きていれば、希望を持っていれば、
どんな可能性だってあるのだもの。
でも子供たちのことが心配になる。
できることなら、この春休み、
息子への放射能の影響も心配なので、
正直、東京から離れて過ごしたいところだ。
でも、明日から、塾やら、春期講習も始まるし、
家庭教師も来ているし、
非常事態にならない限り、
避難はしたくない。
ただし外出するときは、マスクと帽子に長袖は、必須!!
私もそろそろ、癌研にも伊藤病院にも行かなくちゃ、だわ...。
この震災で、予約をキャンセルにしてしまった。
歯医者さんもキャンセルしてしまったし。。。
とにかく、かれこれ1週間、運動もできず、心身共にストレスが溜まってきた。
普通の生活に戻そう!
被災していない人たちは、日本の活性化のために、いつも通り一生懸命働いて、日本の経済を復興させることに努めることも、
大きなボランティアとも言える。
今日は、夕食が終わってから、今まで、溜まっていた仕事を終わらせた。
ふと、宮沢賢治の雨にも負けず、が浮かんできた。
これからは、こんな風に生きていくのがいいかもしれないわぁ・・・。
「雨にも負けず」
雨にも負けず、風にも負けず
雪にも、夏の暑さにも負けぬ、
丈夫な体をもち
慾はなく、決して怒らず、
いつも静かに笑っている
一日に玄米四合と、味噌と、
少しの野菜を食べ
あらゆることを、
自分を勘定に入れずに
よく見聞きし、分かり、
そして忘れず
野原の、松の林の陰の、
小さな、萱ぶきの小屋にいて
東に病気の子供あれば、
行って看病してやり
西に疲れた母あれば、
行ってその稲の束を負い
南に死にそうな人あれば、
行って、怖がらなくてもいいと言い
北に喧嘩や訴訟があれば、
つまらないからやめろと言い
日照りの時は涙を流し、
寒さの夏はおろおろ歩き
みんなに、木偶坊(でくのぼう)と呼ばれ
褒(ほ)められもせず、苦にもされず
そういうものに、私はなりたい