ブログ やさしい雨が降る

寝たきり病人を作る場所

 利用者さんが帯状疱疹で12月30日に入院され、今日、一ヵ月ぶりに病院の方へお見舞いに伺い、そのお顔を見てびっくりしてしましました。聞いたことはあるけど、病院ってほんとに病人を作るところでもあるんですね。焦点の定まらないボーッとした顔をされ、まるで違う人のようなお顔になっています。ご挨拶すると、週三日伺っていた私の顔を「あなた、誰?」という顔でジーッと見始められました。「○○ですよ。忘れちゃいました?」とお声を掛けると「ああ。○○さん。」と仰ったかと思うと、みるみるお顔が見慣れたお顔に変わって行ったんです。二度びっくりしました。

 心ってほんとに顔に出るんですねえ。そこへ丁度看護師さんが来て、尿の管を揺らして点検しながら「Yさん、お水飲まないから、尿がでていませんよ。」と言いました。「じゃ、私が飲ませましょう。」と言いますと「お願いできますか」と言われるので、お茶をあげました。すると美味しそうに飲んでくれました。お宅に伺っていた頃はヘルパーが車椅子に移乗して食事はおろか、お天気がいい日は散歩にも行けました。

 「また、来ますね。」と言って部屋を出ましたが、お家へ帰るのは難しいかもという思いになりました。病院が「寝たきりを作る」。妙に実感です。
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