アオイ科の花「ハイビスカス」…沖縄偏

　アオイ科の花と言えば、まずハイビスカスでしょう。ハイビスカスはアオイ科フヨウ属の花だそうです。近年はすっかりハイビスカスの名で定着しましたが、昔はアカバナーと呼ばれ、仏葬華、グソウバナ（後生花）とも呼ばれ、仏に手向ける花と言われていました。
　もう４０年くらい前の話ですが、嘉手納清美という女優がいて歌を歌っていました。タイトルは忘れましたが一番の歌詞は憶えています。

　　　　　♪ヤッチー（兄さん）、ヤッチー（兄さん）　悲しいヤッチー
　　　　　　仏葬華の血のように赤い、あの花びらが悲しゅうてか

　そこそこヒットしましたけど、歌詞をネットでいくら探せど見つかりませんでした。
故郷関連になると脱線が多くなりますが、アオイ科にはむくげ（槿）の花もあります。むくげと芙蓉はとても似ていて画像ではよくわかりません。実物は芙蓉の方が、花も葉っぱも一回り大きく儚げです。
段々話が絞まらなくなってきましたが、酔芙蓉に話を戻しますと、酔芙蓉は朝に白く咲き、昼には薄いピンクになり、夕方には赤っぽくなって夜には散る一日花です。

　さて、一日花と言うと色は違いますが、これによく似た花があったなあ、と思い出しました。
ユーナの花です。学名はオオハマボウと言うそうでやはりアオイ科です。
朝咲くときは明るい黄色です。午後になるとやや赤みを帯び、次第に橙色になって夕方にポトリと落ちる一日花です。
ユーナにある思いで綴りは少し後にしましょう。
明日はタイワンモクゲンジの赤くなったのをＵＰします♪