らんでぶ~ごいち

おサイタマ県警ニョロヤマ署のパトロールの様子を書いています

犬のいない生活

2019-01-24 16:16:00 | オールスターズ
ハマコの里親希望の方々が
「犬のいない生活はツライ」と言っていたのを聞いて
過去の自分を思い出す。

私も先代のらんらんがお空に行ってから、犬ゼロになり
もぬけの殻になってしまった。

自分の人生が終わってしまったような喪失感と絶望の中、
ただ生きていたので
里親希望さん達が言っていたことは痛いほど分かる。

だが、今の私にとって
「犬のいない生活」となれば
現実逃避になるだろう。

例えばワンコ達がトリミングに出掛けた時に訪れる静かな時間。

(最近行ってないけどね)


いいねぇ~♪


午前出しの夕方帰りがいいねぇ





と思いながらも
喉乾いてないかな?
チッコ我慢してないかな?
疲れたよな?
と心配して気は休まらないだろう。

もう10年以上前になるが
犬漬け生活(私が勝手に笑)を見かねた妹が、たまには旅行にでも行ってきたらと言ってくれたので、
ほんじゃ、行くか?と
人間だけで旅行に行ったけれど
全然おもんない…

あぁ、ココに
ごいちがいたら楽しかっただろうなぁ…

考えるのはゴイチのことばかり。
「ゴイちゃん、今何してる?」
「ゴイちゃんのチッチ行ってくれた?」
と妹に何度も電話をし
しまいにゃ
「ゴイちゃんに電話代わって」と
アホ丸出しだった。

伊豆まで行って
温泉旅館に泊まるハズが
滞在時間1時間で帰宅した。

バッカじゃねーの?と呆れられる始末。

周囲から大ブーイングだったのは言うまでもない。


私の場合、犬のいない生活は3時間が限度となる。

ゴイチを迎えてから
あんだけ飲みに行っていたのも
ピタッとなくなり
もっぱら家飲みとなった

夜型人間から
お天道様を見上げて生活出来るようになったのも、ゴイチが居てくれたからだった。

ゴイチに出会い
生まれて初めて愛しい存在が出来たもんだから、甘やかし放題だったねぇ。

どうやらあの頃から
自分だけ楽しむという事が出来ない人になってしまったようだ。


今は1日が終わる時に
あぁ、また明日もトイレ掃除から始まるなぁと思いながら、
それが出来る今は犬が居てくれて幸せな生活なんだよなぁという事で腹に落としている

今日1日
どう生きるか?

今日もワンニャンと大笑いで過ごすのだ!

いつまでも犬と生活していたいが
そう遠くないウチに体力に限界が来る。

年々筋力の衰えも感じている。

もう、コイコイを抱き上げる(介護)筋力はない。

寝たきりになったゴイチが死ぬ前夜、
ゴイチの介護で
疲れきった私の体は
かなり痩せ細っていた。

唸りながら声をあげて
力を振り絞ったが
抱き上げられなかったゴイチに
「ごめん」と何度も謝り
悔しくて情けなくて
何しろゴイチに申し訳なくて泣いた。

泣かないと決めていたのに
涙が止まらなかった。

何でもしてやりたい
でも体力が及ばない
これは辛かった。

それでも今よりは
筋力があったハズだ。

過去の経験を通して思うのは
自分にダメ出しが始まったら
ワンコ生活は終了するだろう。

あと20年くらいかなぁ。
血圧でぶっ倒れて
死んでるかもなぁと思いながらも
今、犬猫と生活出来ている事に幸せを感じずにはいられない。



私が年老いて
犬との生活が出来なくなっても
絶対にアイボを買う事はない。


あれは固いし温かくないからねぇ。