棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

23-棚からぼた餅--土地神

2008-02-02 09:49:33 | Weblog
ところでなー福の神
この貧乏村の土地神としては、オレとオメーしかいねンだが、
こおして一緒にいることは、本当はいけねーんだ。

「エッ! 私はあなた様が大好きで、ああ兄貴ともおもっているほどです」
福の神は本心から、そう思っていました。

「マーそおいうことでなく、オレとお前の役職は、裏と表。
炭団と雪だるま。こおいう事自体が--だんごう--ってことだ」

「だんご! ???」
すっとんきょな声に、一瞬ポカンとしてしまった厄病神でしたが、大笑い。
福の神も、頭かきかき照れ笑い。
そのうち、二人で笑いこげてしまったのです。

笑うかどには福きたる。
笑いは心身ともに快活にしてくれ、新しいアイデアも湧いてくるもの。


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