今は昔、正直で働き者の男がいたが、それなりの年になっても女房がいなかった。
小さいながらも屋敷もあり、蓄えもあったが、女房に恵まれない訳の一つに「老いた母親」がいた。
男はかいがいしく介護をしていたが、仕事も多忙を極め、母親の面度を見てくれる女房をさがしていた。
市中の「よろず相談所」に、女房の斡旋を依頼した。
「へいへい、よろしゅうございます。多少は手間賃もかかりますが、必ずお世話をさせていただきます。ついては、手付金として・・」
と、少なからずの金を払った。
男は「相談所」に時おり出向いては、「器量など問わぬ。母親をよろしく見てくれれば何も言うことがない」
小さいながらも屋敷もあり、蓄えもあったが、女房に恵まれない訳の一つに「老いた母親」がいた。
男はかいがいしく介護をしていたが、仕事も多忙を極め、母親の面度を見てくれる女房をさがしていた。
市中の「よろず相談所」に、女房の斡旋を依頼した。
「へいへい、よろしゅうございます。多少は手間賃もかかりますが、必ずお世話をさせていただきます。ついては、手付金として・・」
と、少なからずの金を払った。
男は「相談所」に時おり出向いては、「器量など問わぬ。母親をよろしく見てくれれば何も言うことがない」
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