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私(37歳)の人生の中で、源氏殿(31歳)に心から感謝することがおきました。
今までくどくどとお話をしてきました、夕顔との間に出来た我が娘「玉かずら」と再会できたことです。
しかも、私が始めて夕顔にであったときのように控えめでありながら、ほのかに光る高貴な美しさです。
苦労をしながらも磨き上げられた輝きをそなえた姫でした。
おさらいみたいに成りますが、私の愛した姫君を「夕顔」となずけたのは源氏殿の発想です。
まさに茜色が潜んだ夕暮れの光の中に、ボーーと白く輝く夕顔の花そのものでした。
私の妻の嫉妬から逃れるように、忽然といなくなってしまった親子。
手を尽くして所在を尋ねていたのですが、光源氏殿が密かに引き取って育て上げてくれていたのです。
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