サイズF50(110-90cm)の作品で、私にとってはあまり大きなものではないが、完成とさせるにはあしかけ4年もかかった。
松本市郊外がアルプスを背景に、ざっくりと見える耕作地帯があります。
現在の作物はナニか知りませんが、以前はトマト・ジュース用の畑が、ゆるい斜面に北海道的に一面に広がっている。
始まりは2016年の夏。
アルプス連山が黒雲に覆われ、入道雲がモクモクと立ち上る。
郊外全域に雷雨が暴れ周る。
観ていてゾクゾクしてくるダイナミックな光景だった。
「これは絵になる」と感じ、しっかりと脳裏に焼き付けた。
帰宅一番に制作に入ったわけではなかったが、光景はしだいに育っていき、雷雲ではなく原爆雲となった。
其の時点で初めて制作をする気になり、クロッキーが始まる。
キャンバスが手元になかったので、以前に生徒さんが置いていったままになっているキャンバスの裏地に描く。
裏地にした理由は、生徒さんの油彩の塗り方だと、はげてしまう恐れがあるからだ。
(油彩は溶き油との按配があり、10年もすれば剥がれることがある。重ね塗りにはご注意)
当初は立ち上る入道雲と一面の火の海と化した広島をイメージ。
中央に大きく原爆ドームを描く。
右手前には遠近配置として、向日葵を描く。
描き進むにつれて、原爆被害者のアノ悲惨な絵を重ねあわした向日葵になってゆく。
それも一気には完成せず、16-17年と引きずてしまった。
画家の友は完成したのではないか、と言ってくれたがどうも納得ができずに、アトリエの隅に置かれることになる。
松本市郊外がアルプスを背景に、ざっくりと見える耕作地帯があります。
現在の作物はナニか知りませんが、以前はトマト・ジュース用の畑が、ゆるい斜面に北海道的に一面に広がっている。
始まりは2016年の夏。
アルプス連山が黒雲に覆われ、入道雲がモクモクと立ち上る。
郊外全域に雷雨が暴れ周る。
観ていてゾクゾクしてくるダイナミックな光景だった。
「これは絵になる」と感じ、しっかりと脳裏に焼き付けた。
帰宅一番に制作に入ったわけではなかったが、光景はしだいに育っていき、雷雲ではなく原爆雲となった。
其の時点で初めて制作をする気になり、クロッキーが始まる。
キャンバスが手元になかったので、以前に生徒さんが置いていったままになっているキャンバスの裏地に描く。
裏地にした理由は、生徒さんの油彩の塗り方だと、はげてしまう恐れがあるからだ。
(油彩は溶き油との按配があり、10年もすれば剥がれることがある。重ね塗りにはご注意)
当初は立ち上る入道雲と一面の火の海と化した広島をイメージ。
中央に大きく原爆ドームを描く。
右手前には遠近配置として、向日葵を描く。
描き進むにつれて、原爆被害者のアノ悲惨な絵を重ねあわした向日葵になってゆく。
それも一気には完成せず、16-17年と引きずてしまった。
画家の友は完成したのではないか、と言ってくれたがどうも納得ができずに、アトリエの隅に置かれることになる。
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