シルクロード・エリアの取材・映像など、人気50地の放映がありました。
そのいくつかの現場を歩いたこともありました。
人気ナンバー・1は、予測したとおり「敦煌・莫高窟」で、私も敦煌の町に一ヶ月ほど滞在し、周辺を探索したものです。
遺跡はどこに行っても土色の寂寞とした風景に、一人旅にはいささか辛いおもいがしたものでした。
佛教壁画は私の専攻分野ですが、現地では正直なところ鑑賞・研究どころではなかった。
自分の無知もありますが、中国人観光客を観ている方がおもしろかった。
ビールを飲みながらの視聴は、TV画像の絵葉書的な風景に、なんだか腹が立ってきてしまった。
(そんな現在の自分を含めて)
目を閉じれば、光景がありありと浮かび、腹の底から悲しみと怒りが込みあがってくることがあります。
チベット圏は正に聖地であり、信仰の大地。
黙々と己の背丈だけ地に伏しながら進む「五体投地」の巡礼者。
そのすぐ横を、すざましい砂埃とCO2を撒き散らし、解放軍トラックがひっきりなしに過ぎてゆく。
慣れてしまったのか、達観しているのか・・・。巡礼者はまったく変わることがなく百トリ虫のごとく進む。
シルクロードは、月の砂漠的なロマンに溢れた地ではあるが、富と血にうえた権欲者の道でもある。
いまなお続いている。
写真はムスタンに近いネパールの聖地ムクチナートの壁画・・・今は無い
そのいくつかの現場を歩いたこともありました。
人気ナンバー・1は、予測したとおり「敦煌・莫高窟」で、私も敦煌の町に一ヶ月ほど滞在し、周辺を探索したものです。
遺跡はどこに行っても土色の寂寞とした風景に、一人旅にはいささか辛いおもいがしたものでした。
佛教壁画は私の専攻分野ですが、現地では正直なところ鑑賞・研究どころではなかった。
自分の無知もありますが、中国人観光客を観ている方がおもしろかった。
ビールを飲みながらの視聴は、TV画像の絵葉書的な風景に、なんだか腹が立ってきてしまった。
(そんな現在の自分を含めて)
目を閉じれば、光景がありありと浮かび、腹の底から悲しみと怒りが込みあがってくることがあります。
チベット圏は正に聖地であり、信仰の大地。
黙々と己の背丈だけ地に伏しながら進む「五体投地」の巡礼者。
そのすぐ横を、すざましい砂埃とCO2を撒き散らし、解放軍トラックがひっきりなしに過ぎてゆく。
慣れてしまったのか、達観しているのか・・・。巡礼者はまったく変わることがなく百トリ虫のごとく進む。
シルクロードは、月の砂漠的なロマンに溢れた地ではあるが、富と血にうえた権欲者の道でもある。
いまなお続いている。
写真はムスタンに近いネパールの聖地ムクチナートの壁画・・・今は無い
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