米国大統領選

アメリカ大統領選、ついついライブでＡＢＣニースを視聴してしまった。
私の記憶の中にも、白人による黒人への殺戮事件を数々思い出す。
中でも、ＫＫＫと称した全身白布で包み、目だけ見える白い三角帽子。手には銃・松明と常軌を逸した集団で黒人を襲う。白シーツを脱げば一般市民なのだ。
映画などにも登場したが、実際ニースで見たこともあった。
今なお続く人種差別の国だが、その国で黒人の大統領が誕生するとは・・・・

マケインの敗北宣言。そして、オバマの勝利演説。
いずれも、言葉を尽くした感動的な挨拶であった。
なんとなく、名映画を鑑賞したような心地よさがあった。
改めて米国社会は、まず言葉の大切さを感じさせた。
オバマの演説の骨子は、米国がいかに苦難に対し、団結をして克服をしてきたか、歴史的流れを示しながら語った。
そのなかに「真珠湾」があり、歴史の事実として決して忘れてはならないことを感じた。
私は英語が直接理解できるわけではないが、自信に満ちた知的な語調は、一人一人に訴えかけて思わずジーーンとし、米国のダイナミックさに感動をした。
かたや日本の政治家の、あいも変わらないコメントと精神性の低さに、いまさらながらガッカリもさせられた。
　今が最高のどうだんつつじと、咲き出した山茶花