姉と私の共通点 それは布遊び 姉は染色 私は洋裁
私は主人の大けがきっかけで働きに出ましたから
退職まで役30年間ミシンに向かうことはなかったのです。
姉は兄嫁(友人)とともに実家近くに染色工房を設け積極的に活動します。
木工 焼き物 書道 絵画 等の分野の方とありとあらゆる土地で展示会をします
そこでまたまた友達の輪が大きくなります。
姉たちが友人の紹介で展示会を開いたとき 隣に座った人が主人の(私の)従妹だったとこともありで
大笑いしたそうです。
また 姉たちの工房には 家出少年や少女たちが人づてに聞いて
転がり込んできます。まだ高校生ぐらいの年齢です。
追い出すこともしなければ説教することなく 気が済むまでおいてやるのです。
彼女たちは納得すると帰っていきます。
染色に興味がわく子 意外と才能があるやも知れないと気付く子もいるのです。
姉はそれからも自分の考えを妥協することはなく 生活したのですが
夫の家族の問題が勃発 そのため姉の染色活動は弱まっていきます。
そして仏門決意
姉が仏門に入った理由 本当はよくわからないんです。
私には無縁な インド 仏門 寺禅修行 剃頭 それらの単語を聞いても
別に驚かなかったというだけです。
受験勉強をお寺でしたときから縁があったのか それもわかりません。
姉は私に「一生 主人の世話で終わりたくない」
義兄もそんなに古い考えの男ではないので それだけの理由ではないでしょうが
娘や義兄は暗黙の了解 「仕方がないや、、」て感じだったらしい
両親や弟妹だけにはとりあえず了承を得ておこうと思った事後報告です。
両親はさすがいまさら反対してもどうなるものかと思ったのでしょう
「わかった」の一言だったらしいです。
1998年ごろ 家族の事で悩み愚痴を言う私に
姉は友人の知人にヒーリングアートをやっている人がいるからと
申し込んでくれました。
その方の感性 名前だけで テレパシーで絵を描いてくれるのです。
送られてきた絵はこちら
寡黙な私が泣きながら 頭の中で宇宙船と交信している 海の向こうでは火山が噴火
その中には現実と同じく苦悩する私がいるのは間違いありません
生活がいっぱいで解釈を聞いたかどうかも忘れたのですが
明るい未来が描かれていたのでしょうか もう一度改めて聞いてみたいと思います。
この方のお名前はわかっていたので ネットで検索するとありました。
ブログを続けていらっしゃいます。
その中で インドの話が少し書かれていたのですが
姉も自分を描いてもらったのかも
その時 思うところがあったかもしれません。
その後 心を癒すテレパスアート(たましいの似顔絵)と名付けられたみたいです。
仏門とテレパスアートなにか共通点があるのを私も感じます。
姉は見ていても 瀬戸内寂聴さんみたいには格好良くはないけど
山の中の小さな貧しいお寺で日々お勤めしています。
何カ月か一度は家族に会いに下界に降りてきます。
姉は最後まで自分の思う生き方をするんですね。