岸田政権は福島第一原発の処理水を24日放出することを関係閣僚会議で決定しました。この決定に強く抗議します。
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2015年に政府と東電が福島県漁連に「関係者の理解なしには放出しない」という約束は反故にされました。風評被害を懸念して福島の漁業者が反対するのは当然であり、その声を聞かずに放出を強行する岸田政権の姿勢は許されません。
漁連会長に対して、数十年かかっても水産予算とは別に風評対策を講じると述べられていますが、十年経ったら復興特別税を防衛費に転用する対応をとるような岸田総理の言葉は信用できません。
そして漁業者だけでなく魚を食べる国民の理解はおきざりなのでしょうか。処理水が放出された後に福島産の魚を食べることに多くの国民は抵抗があるでしょう。仮に少々食べても問題ないかもしれませんが、食べ続けて本当に大丈夫なのでしょうか。私は万が一の際の国の対応に疑念を抱いています。なぜかと言いますと、その時は問題ないと言っていたのに、今なお身体に異常があっても線引きされて認定されない、救済されない水俣病をめぐる国の対応を目の当たりにしているからです。このように何かあった際に被害者に冷たい対応をしている国の姿勢を間近に見ているので何十年先も責任を持つという総理の言葉が空虚なものにしか聞こえません。
本当に問題が多い原発処理水の拙速な放出はやめるべきです。
↓朝の街頭演説でもお話をさせていただきました。
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