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百円の使い方

2019-09-29 08:28:28 | 社会保険労務士の日記
こんにちは。東京都の社会保険労務士の頼木優子です。

今日は、「百円の使い方」について、書きたいと思います。

今では、缶ジュースも百円では買えませんが、私が幼い頃は百円でした。私の幼い頃(執筆当時45歳)は、この百円ジュースは決して手に入らない代物でした。

周囲の友達が皆でこぞって自動販売機で購入している時すら、自分はただ見ているだけ。それは母の意向でした。母子家庭故のこともあったのか、何か理由があるようでした。なぜかと聞くと、今でも虫歯になるしとだけは答えるのですが。

この百円の代物への使い方への考え方は、他の人々はどんなんなのだろうか、というのが当時、一戸建てに住んでいた私の興味関心事でした。
▲百円は、約1ドル前後と計算すると分かり易いですよね?(2019年当時現在)

ある時、●●ハイツと言われる11階建ての駅前に建っている(結構賃貸のお家賃高め当時確か)マンションに住むあまり親しみの無い友人のお母さんから、缶ジュースをその場の購入で渡されました。

当時のその時の驚きは、非常に大きなものでした。見も知らぬ私にこんなに手軽に百円を使い渡すのか、と。

そして、ある時は近所のやはり一戸建てに住む後に民生委員をされた方で当時の友人のお母さんに夜分に偶然居合わせると、ちょうどその方の自宅前にある自動販売機で湯上りにジュースを購入したところでした。

そのジュースを、祖父母に持って行って、と渡されます。その時も驚きです。うちでは、量の割には単価の高い缶ジュースを家の前であれ、いかなる理由があろうと決して購入することは許されなかったから。

そして、開成に行った従兄の家では、ジュースはジャブジャブで、でもいつも持ち歩いていたのかなぁ、とにかくこだわりはそんな事には全くありませんでした。

当時私の習い事も今のようにお高くは無かったとは思いますが、ピアノ、スイミング、塾、バレエ、剣道、書道、後にバレエとスイミングはシンクロナイズドスイミング(アーティステックスイミング)にとって代わり、と。

そして、高校は私立、大学も私立、そして高校時代は留学(留学は母が直接業者を通さす学校と交渉しマージン分無く達成)。もちろん、母は二つの仕事を土日も無く掛け持ちで。

訪問した事業主様から、250mlのペットボトルのお茶が出た時、今でもそのうれしさは、当時の百円の缶ジュースを頂いた時以上に噛みしめるような格別な喜びの私です。

今の私の百円の使い方はどのようかというと、すべてご想像にお任せしましょう。

以上、東京都の社労士「頼木優子(Yuko Yoriki)」でした。