ボビーのお供として、私も一緒に天下の「はとバス」に乗り込んできました。
しかも、英語バージョンのやつ。
初めて東京タワーに登りました。
あれ、東京タワーの人ちょっとかわいそうだよね、
うちのツアーの人とか、当然のように英語で話しかけてんだもん。
外国の観光地で日本人が同じことやったら、と考えるとね。
いや、あんまりできないでしょ。
日本人のそういうとこ、きらいじゃないなぁ。
係の人たちは、おろおろしながらも丁寧に対応してた。
好感持てた。
だって困っちゃうよね~(笑)。
で、八芳園にも行きました。
簡単にお茶の作法を教えてくれるんだけど、
知らないことがたくさんで、ほほうという感じでした。
いやー、抹茶は苦い。
んで、椿山荘で豪華バーベキューランチ。
ここで同席したフランス人に、ボビーは自分が買ったばかりのちりめんのがま口財布を惜しげもなくあげてしまう。
椿山荘のおじさまスタッフの方と話す機会があったんだけど、
「日本人のお客様は、桜など、目に付く花などのことを褒めてくださいますが、外国人の方は、”あの木は美しいですね””素晴らしいお庭ですね”など、全体的なことや、木のことを多くおっしゃいます。庭の見方や、自然との接し方は、習うところが多いですね。」
とおっしゃっていた。
ボビーは、道にゴミを見つけると、いちいち数える。
最初の頃、
「日本にはゴミがどこにも落ちていない!」
と感動していただけに、見つけると数えるようになってしまった。
という話をその方にしたところ、
「日本人として、恥ずかしい限りです。いやあ、それは本当に恥ずかしい。ここでは数えなくてもいいよう、できる限り努力致します。」
と、本当に悔しそうにされていた。
素敵なおじさまだった。
何が素敵って、こんな小娘相手にきちんとした口調で、きちんとしたお話をしてくれることだ。
そういう人には、私だってちゃんと敬意を払いますよ。
いい子にしてました。
そして、皇居前。
なんと、ボビーちゃんは、
「眠いから行かない。寝てる。」
とおっしゃった。
ええええ?
ええええええーと思いながら、
仕方が無いので私一人、外国人に混じって散策する。
しばらくすると、外国人男子に話しかけられる。
あの一緒にいた外国人女性は親戚か?
等、質問攻めにあう。
外国人バスツアーに、アジア人の小さい女の子。
彼らの中では、私は正体不明の人だったらしい。
日本人だと言ったらビックリされた。
お茶の時、あまりに挙動不審だったからか?
ボビーの超マイペースっぷりに振り回されながら、
隅田川の遊覧船に乗り、浅草へ。
ここでは40分しかない。
なのに、解散した途端、
「カフェでコーヒーが飲みたい。」
と言い出した。
あほかー!
んな時間あるかい!
となだめすかして、雷門へ。
おすもうさんがいて、ボビーは興奮して一緒に写真を撮っていた。
「おすもうさん」て呼び方かわいいね。
いや、今そう思った。
でもね、なんかこのスモウレスラーいやだった。
だってね、確かに髪結ってるし、浴衣に草履なんだけどさ、
セカンドバッグ持ってさ、ずっとガム噛んでるしさ。
携帯電話でしゃべってんだもん。
観光客のためにいるのかもしんないけどさあ、
だったら余計ちゃんとしてて欲しいよなあ。
日本の国技なんだからさ。
と思って、ちょっとガッカリした。
ちょっと目を離した隙に、雷門横のお土産屋にいたボビー。
なんと、門もくぐりきってないこの店で、
30分を過ごすことになる。
なんとか引っ張り出したものの、その後も気づくと姿を消し、
紙袋が増えていく。
ボビー!置いていかれちゃうよ~!
なのに、
「カオリが早く歩くから足が痛い」
にゃにおう?!
まあ、なんとか間に合ったんですけどね。
置いていかれた人もいました。
このツアー、結構お値段するんですのよ。
でも、英語の勉強にはとってもいいと思う。
ちなみに、バスが駐車する時の、ガイドさんの掛け声、
「オーライ!オーライ!」てやつ。
外国人にばかうけしてました。