昨日また英会話に行ってきた。
レッスンの後に入るカンバセーションルーム。
その日は夕方の二時間、初心者の為のクラスがありました。
別に上の人たちも参加していいんだけどね。
やっぱりちょっとしゃべれる人が入ると、みんなやりにくくて黙っちゃうしさ。
(私が初心者クラスの時、実際やりにくかった)
ある程度しゃべれる人には物足りないので、ハイレベルの人たちは、「後で戻ってくる」と言い残して去っていった。
私はどうしても2時間潰せず、最後の1時間だけこっそり参加。
そしてその後のクラス。
さっき去っていった人たちが戻ってきました。
しかし1人、さっきのクラスから引き続き残っていた人が。
スーツを着た、サラリーマン風。
歳は私と同じくらいか。
「今のって、ビギナーのクラスだったんですか?でももう終わりですよね?ああ良かったー、こんなのがずっと続くのか~って思ってたんです。でもまぁ、僕も言うほどしゃべれませんけどね~(笑)」
なんだ、この人しゃべれたんだ。
だって謙遜バリバリの言い方してるし。
そして次のクラス、私と彼はずっとペアだった。
困った。
彼の英語が全く分からない。
何を言っているのか、訳が分からない。
「え?それってこういうこと?」
と私が聞き返すと、
しょうがないなぁ(笑)みたいに、半笑いでまた同じことを繰り返す。
いや、だからそれって何さ?
なんかおかしいぞ。
らちが明かないので、彼に書記をまかせる。
しかし、彼のメモを見て目が飛び出すかと思った。
なんてことだ。
文法も、単語も、
間違いだらけじゃないですか。

この落ちこぼれダメダメちゃんの私に、
「間違いだらけ」
と言わしめる、その文章。
この人、自分で思ってるよりできない子だ。
やっと気付いた。
しかし彼は気付いていないようだ。
いやだよーだって私後でそれ読まなきゃいけないじゃんよー
私も文法人のこと言えないけどさぁ、
それが間違ってるってことだけは分かるよ。
そこで小心者の私は、
「ここってdidじゃないかな?」
と恐る恐る言うが、
またもや「ふー」とため息をつかれ、完全に上から説明される。
君には説明しても分からないだろうけどさ、
とでも言いたそうだ。
どうやら彼にとって私は、
全然英語のできない子
に認定されたようだ。
いや、できないけどさ。
だけどさ。
結局発表する時には、猛スピードで読み、彼のメモを無視することに成功。
やっと終わってのろのろとカバンを持つと、
彼が笑顔で言った。
「もっとリラックスしなよ、お疲れ!」

…そこまでの自信が、私も欲しい。
彼の笑顔を見てそう思った。