午前中、病院に行く決心をする。
朝起きると喉がさらにパカパカになってたから。
それでもテレビを見ながら妹に話しかけていると、
「なに、病院行くのやめたの?」

と怒られる。
結果、風邪だねー多分、と言われる。
他に症状がないので、喉に集中しちゃったんだろうね、風邪熱。
一刻も早く治すために注射をすることになり、看護婦さんに呼ばれて処置室に入る。
ああ、注射なんて久しぶりかも~と思っていると、看護婦さんが言った。
「おしりにしますので、ベッドにうつ伏せになって下さいね」
おしり?

何十年ぶりのおしり注射は、それはそれは痛かった。
子供の頃、これがすごく嫌いだった。だって見えないじゃん。
こんなに痛いなら、子供が泣くのもしょうがない。
いつか自分の子供がおしり注射で泣いても、怒らないことにしよう。
と誓う。
しかし今日の看護婦さんは、
「痛いですよ、痛いですよ、ごめんなさい、痛いですよ」
「痛いですよね?もうちょっとです、もうちょっと痛いですよ」
「痛い」連発。
あんまり連発するので、だんだん笑えてきた。
あ、そうそう、帰りに発見したんだけど、
病院の駐車場にこう書いてあった。
「前向きに駐車して下さい。」
なんか、言い方が良くないです?
違う意味にとれて。
なんか、ああ、ごめんごめん、そうだよね、と。
何事もポジティブにいかないとね。
駐車も人生も前向きじゃなきゃね。
気の持ちようだもんね、と。
うーん、言いたいこと伝わってんのかなこれ。
なんかこれ読んだら、みんな笑顔で駐車しそうじゃない?
想像して楽しくなった。
日本語っておもしろいわ。
