今日人間ドックから解放された瞬間むしょうに、ようかんが食べたくなった。今まで人間ドックの帰りは決まって、厚切りトーストとコーヒーだったが今回は違った。
絶食と数々の検査のストレスに耐えた自分へのご褒美なので、帰りにわざわざ遠回りして黒胡麻ようかんを求めた。少し厚めに切った景色を眺めると、やっぱりようかんにお茶、日本人でよかったと幸せ感が湧いてきた。
人間ドックは、寿命や命のことを考える良い機会だ。必ず終焉の時がくる。その時、何を食べたいと私は言うだろうか。ろうそくが消える寸前にパァッと明るくなるとか。その時食べたいものが浮かんだのだろう、祖母は私に、あそこの押し寿司が食べたいと言ったが、周りに反対されて買いに行かなかった。その翌日、人生を楽しんだ頃の味を口にしないまま亡くなった。最期の願いを受け止められなかったことが、今でも悔やまれてならない。私の最期の願いの食べ物は、やっぱりようかんなのだろうか。
最近、ようかんは長期保存
が可能なので、ホッとする手軽なエネルギー源として、アウトドアや非常食として用意されると聞いた。明日また、非常用を名目にようかん買いに行こう。(^v^)