“ningyo3”のブログ「虫干し映画MEMO」でワイズ監督死去のニュースを知りました。先日、リンゼイ・ワグナー関連の記事で、「ふたり」について書いたばかりだったので、妙な気分になりました。
数ヶ月前、衛星放送の「私は死にたくない(1958)」も録画したばかりで、未だに観てない。このまま観ないままになりそうだったけど、とりあえずDVDにおとす事にしました。
ワイズ作品で最初に観たのは、ポール・ニューマン主演の「傷だらけの栄光(1956)」だったと思う。実在したボクサー、ロッキー・グラジアノの自伝に基づく映画で、J・ディーンの彼女だったピア・アンジェリが恋人役。そして、無名時代のスティーブ・マックィーンがちょこっと顔を見せた。これはTVの洋画劇場だった。
未見だが、49年の「罠」もボクシング映画だった。72分の短い作品で、物語の進行時間と上映時間がシンクロしているとして話題になったらしい。
巨匠といわれる人には編集を経験した人が多いと思うんだが、ワイズ監督も雑用係から編集者を経てきている。オーソン・ウェルズの歴史的金字塔「市民ケーン(1941)」の編集も担当した、と昨日の共同ニュースにも書かれていた。
「ウエスト・サイド物語(1961)」は高校の時にリバイバルで観た。休日に朝から出かけて行って、2回観た。上映時間2時間半。数ヶ月前にTVで流れていたが、流石に当時の感動はよみがえらず、若者の悪意のぶつかり合いが鼻について、マリアとトニーの恋物語には入っていけなかった。
その点、「サウンド・オブ・ミュージック(1964)」はハッピー・エンドだし、期間をおいて観たくなる映画ですな。でも、こちらは、今のところTVとビデオでしか観てない。
このミュージカル2作品は、<いずれもアカデミー賞の作品賞と監督賞に輝き、名声を不動のものにした。>
上記以外に観た作品は、「砂漠の鼠(1953)」「砲艦サンパブロ(1966)」「ヒンデンブルグ(1975)」くらい。「深く静かに潜航せよ(1958)」「トロイのヘレン(1955)」もTVの吹き替え版で見たような気がするが・・・。
「砲艦サンパブロ」はTVで一度観たきりだから、もう一度観たい作品ですな。スティーブ・マックィーン主演。キャンディス・バーゲン、リチャード・クレンナ、リチャード・アッテンボロー共演。日系の俳優、マコ・岩松が助演男優賞にノミネートされたのが日本で話題になった。
SF関連の作品は、「地球の静止する日(1951)」「アンドロメダ…(1971)」「スター・トレック(1979)」など。「アンドロメダ…」は封切り時に観たかったのに逃してしまった作品だった。
「キャット・ピープルの呪い<未>(1944)」「死体を売る男<未>(1945)」「恐怖の島<未>(1945)」「たたり(1963)」「オードリー・ローズ(1977)」などのホラーも多くて、本当になんでも作れる才人だったんですなぁ。
そういえば、「スター!(1968)」というミュージカルももう1本作っている。J・アンドリュース主演。こちらは、今一歩ヒットしませんでしたな。
享年91歳。ご冥福をお祈り申し上げます。
尚、TAROさんの“TARO'S CAFE ”にも、ワイズ監督追悼記事がありました。アカデミー賞関係のデータが細かく記されています。
数ヶ月前、衛星放送の「私は死にたくない(1958)」も録画したばかりで、未だに観てない。このまま観ないままになりそうだったけど、とりあえずDVDにおとす事にしました。
ワイズ作品で最初に観たのは、ポール・ニューマン主演の「傷だらけの栄光(1956)」だったと思う。実在したボクサー、ロッキー・グラジアノの自伝に基づく映画で、J・ディーンの彼女だったピア・アンジェリが恋人役。そして、無名時代のスティーブ・マックィーンがちょこっと顔を見せた。これはTVの洋画劇場だった。
未見だが、49年の「罠」もボクシング映画だった。72分の短い作品で、物語の進行時間と上映時間がシンクロしているとして話題になったらしい。
巨匠といわれる人には編集を経験した人が多いと思うんだが、ワイズ監督も雑用係から編集者を経てきている。オーソン・ウェルズの歴史的金字塔「市民ケーン(1941)」の編集も担当した、と昨日の共同ニュースにも書かれていた。
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その点、「サウンド・オブ・ミュージック(1964)」はハッピー・エンドだし、期間をおいて観たくなる映画ですな。でも、こちらは、今のところTVとビデオでしか観てない。
このミュージカル2作品は、<いずれもアカデミー賞の作品賞と監督賞に輝き、名声を不動のものにした。>
上記以外に観た作品は、「砂漠の鼠(1953)」「砲艦サンパブロ(1966)」「ヒンデンブルグ(1975)」くらい。「深く静かに潜航せよ(1958)」「トロイのヘレン(1955)」もTVの吹き替え版で見たような気がするが・・・。
「砲艦サンパブロ」はTVで一度観たきりだから、もう一度観たい作品ですな。スティーブ・マックィーン主演。キャンディス・バーゲン、リチャード・クレンナ、リチャード・アッテンボロー共演。日系の俳優、マコ・岩松が助演男優賞にノミネートされたのが日本で話題になった。
SF関連の作品は、「地球の静止する日(1951)」「アンドロメダ…(1971)」「スター・トレック(1979)」など。「アンドロメダ…」は封切り時に観たかったのに逃してしまった作品だった。
「キャット・ピープルの呪い<未>(1944)」「死体を売る男<未>(1945)」「恐怖の島<未>(1945)」「たたり(1963)」「オードリー・ローズ(1977)」などのホラーも多くて、本当になんでも作れる才人だったんですなぁ。
そういえば、「スター!(1968)」というミュージカルももう1本作っている。J・アンドリュース主演。こちらは、今一歩ヒットしませんでしたな。
享年91歳。ご冥福をお祈り申し上げます。
尚、TAROさんの“TARO'S CAFE ”にも、ワイズ監督追悼記事がありました。アカデミー賞関係のデータが細かく記されています。
コメントいただくのは嬉しいんですが、貴女or貴男の情報も欲しいですね。
次回がありましたら、宜しくお願いします。
心に残るすばらしい作品をたくさんありがとう!!
心からご冥福をお祈りします。
ウ~ン。この意見にコメントできる程比較したことがないですが、判るような気もします。
同年代はジョン・スタージェスとかスタンリー・クレーマーで、この二人に比べるとやはりジャンルが広いと思いますね。皆、イイ映画を作る人達ですが。
本当になんでも作れる人だったんですね。まあ、さすがにこのぐらい作品数が多いと全部が高水準というわけでもなくて、「たたり」は(大昔TVで見ただけで映画館では見てないんですが、その限りでは)さすがにどうなのという気もしますが・・・。でも「オードリー・ローズ」はなかなか魅力のある作品でした。(「たたり」はWSSでリフを演じたラス・タンブリンが出演してましたね。)
二本のミュージカル大作で、「ミュージカル映画の巨匠」というイメージがついてしまいましたが、本来は社会派の巨匠とでも言われるべき人だったんじゃないかと思います。
最も健全なヒューマニズムをベースに、ハリウッド流のウェルメイドの作劇術もしっかり押さえたというか。
エリア・カザンほどは人間の暗黒面に入らず、シドニー・ルメットよりヒット性があり、アラン・J・パクラより多様で、ハル・アシュビーより重厚。