(2011/ジョナサン・リーベスマン監督/アーロン・エッカート、ミシェル・ロドリゲス、ラモン・ロドリゲス、ブリジット・モイナハン/116分)
(↓Twitter on 十瑠 から)
息子がレンタルしてきた「世界侵略:ロサンゼルス決戦」を観る。随分前にTVCMだったか、別の映画の予告編だかでチラッと観て面白そうと思ってた作品だけど、ま、そうは言っても特に好評な噂は聞かないので、大したことも無いんだろうとも思ってました。
[ 2月06日 (以下同じ)]
夕べ息子が観てるのをちょっとだけ覗いてみたらショットの構成が安っぽいTVドラマみたいで期待はガックシ無くなったわけですが、乗りかけた船なので、とりあえず今日が返却日ですが一応観る事にしたというわけ。allcinemaでデータを見たらアーロン・エッカートが主演というのもあったしね。
宇宙人の侵略の話だからSF映画なのかもしれないけれど、ストーリーの骨子は軍人の来し方行く末の葛藤で、つまり完全に戦争映画でありますな。その葛藤も「コンバット」の昔から語られた内容だし。ま、こういう映画を見慣れてない若い人には★三つかも知れないけど、オジサン的には★二つどまりだな。
戦闘が始まってからはハンディカメラで臨場感を出そうとするのはいいけれど、プロローグの段階でゆらゆらと動かすのはセンスが無いね。
女性軍人の役で、ミシェル・ロドリゲスさんがまたも出てました。「アバター」のあの人ですな。軍服じゃなくてドレスも似合うと思うんだけど。
エッカートの扮しているのは「コンバット」で言えば軍曹だけど、過去の仕事の中で部下を死なせている。だけど結果としては手柄を挙げたものだから彼は勲章を貰っている。そこん所の葛藤が本人にも、周りにもあるわけですな。
で、映画がスタートした段階で、軍曹は退役を希望して上官に願書を出している。ところが、そうした中で宇宙からたくさんの隕石が地球めがけて降ってきて、民間人の非難の為に最終任務みたいに駆り出されるわけですが、隕石と思ったものが実は宇宙からの侵略者だったと分かって・・・という展開です。
退職希望をしていたから、軍曹には部隊は無い。で、仮のような格好である部隊に(この時は民間人の非難誘導任務に)付くわけだが、そこに前の戦争で死なせた部下の弟が所属している。そしてこの部隊の小隊長がキャリア上がりの若者という設定。いやいやいや、この辺りも実に既視感満載なのですなぁ。
出演者で印象に残ったのが、エッカートの部隊が与えられた任務、空爆地域にある警察署に非難していて救出される民間人の一人である獣医ミシェルを演じたブリジット・モイナハン。どちらも独身だというような会話を交わしていたから、そういう関係になるのかなと思ったけど、そこは発展しなかった。
ブリジット・モイナハンはデータによるともう40歳を越している。サンドラ・ブロックに似ているけど、もう少し知的で色気がある。「リクルート」とか「アイ・ロボット」に重要な役で出ていて、前者ではコリン・ファレル演じる主人公を翻弄する謎を秘めた女性の役らしい。色っぽいちゅうことかな。
戦闘シーンの画像処理は「プライベート・ライアン」みたい。ざらついた、埃っぽい感じに仕上げてて、飛んでくる弾の音とかもよく似ている。ただ、戦っている地球人と侵略者との位置関係なんかが結構ルーズに扱ってるので、緊迫感が限定的なのが不満だな。この辺りはもっと勉強して欲しいね。
[ 2月07日]
(↓Twitter on 十瑠 から)
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[ 2月06日 (以下同じ)]
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[ 2月07日]
・お薦め度【★★=映画初心者には、悪くはないけどネ】 
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またよろしくです♪
こちらこそ、よろしくです
見終わって立ち上がったら忘れた・・
くらいペラペラの薄さでしたね。
が、しか~し、何故逆転できたかは忘れてる。
だって、軍曹と周りとの軋轢の解消がテーマになってるからネ。
エイリアンの事なんか一つも印象に残ってないし・・。