(1902/ジョルジュ・メリエス監督・製作・脚本/ジョルジュ・メリエス、ジュアンヌ・ダルシー/16分)
ブログ友達のオカピーさんが紹介されていて、16分という上映時間にもしやと思いyoutubeを探したらありましたがな、映画史に名高いジョルジュ・メリエスの「月世界旅行」。
ジュール・ヴェルヌの「地球から月へ(月世界旅行)」とH・G・ウェルズの「月世界最初の人間」を元にメリエスが脚本を書いたとのこと。「月世界旅行」という本を子供の頃に読んだのは確かですが、どちらが書いた本だったかは判然としません。案外両方とも読んでいたのかも。
1902年といいますから、今から110年前の作品。
ある科学者が大砲型のロケットで月に飛ぶ計画を学会で発表、賛同した5人の仲間と共に出来上がったロケットに乗って見事月に到着するが、寒さを避けて大きな植物が生い茂る地下に潜るとそこには月星人ともいうべき原住民がいた。月星人は傘で殴ると煙となって消えてしまうほど弱いものの、多勢に無勢、あえなく科学者達は捕まってしまうのだが・・・という話。
カメラは固定されていて、舞台劇を見るのと同じ感覚。但し、題材がSFなので、奇抜な背景がまるでCGみたいにも見えます。画面転換にオーヴァーラップを使っているのも印象的。これはメリエスが発明した手法なんでしょうかねぇ。
科学者達は乗ってきたロケットで月から地球の海に落ちるかのように戻って来るわけですが、その後のシーンは実写とアニメーションの融合みたいで面白いです。
舞台劇を見るのと同じ感覚と書きました。まだまだクロースアップが生まれてない頃なんでしょう。少し後のチャップリンなんかのサイレントには出てきますから、本当に映画の初期の初期の名作なんですねぇ。
漫画みたいなお話ですが、SF好きには勿論、映画ファンにも一度は観るべき作品ではあります。
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ジュール・ヴェルヌの「地球から月へ(月世界旅行)」とH・G・ウェルズの「月世界最初の人間」を元にメリエスが脚本を書いたとのこと。「月世界旅行」という本を子供の頃に読んだのは確かですが、どちらが書いた本だったかは判然としません。案外両方とも読んでいたのかも。
1902年といいますから、今から110年前の作品。
ある科学者が大砲型のロケットで月に飛ぶ計画を学会で発表、賛同した5人の仲間と共に出来上がったロケットに乗って見事月に到着するが、寒さを避けて大きな植物が生い茂る地下に潜るとそこには月星人ともいうべき原住民がいた。月星人は傘で殴ると煙となって消えてしまうほど弱いものの、多勢に無勢、あえなく科学者達は捕まってしまうのだが・・・という話。
カメラは固定されていて、舞台劇を見るのと同じ感覚。但し、題材がSFなので、奇抜な背景がまるでCGみたいにも見えます。画面転換にオーヴァーラップを使っているのも印象的。これはメリエスが発明した手法なんでしょうかねぇ。
科学者達は乗ってきたロケットで月から地球の海に落ちるかのように戻って来るわけですが、その後のシーンは実写とアニメーションの融合みたいで面白いです。
舞台劇を見るのと同じ感覚と書きました。まだまだクロースアップが生まれてない頃なんでしょう。少し後のチャップリンなんかのサイレントには出てきますから、本当に映画の初期の初期の名作なんですねぇ。
漫画みたいなお話ですが、SF好きには勿論、映画ファンにも一度は観るべき作品ではあります。
出てくる姉ちゃんたちが、あまりキレイでないのがご愛嬌。
最後の方でかかるBGMが、ウルトラマンの出だしに微妙に似ているような気がしました。
仰る通り、メリエスに限らず、映画黎明期ではクロースアップがありません。
それどころか、リュミエール兄弟のように実風景を撮るか、或いは舞台の見せ場(「ハムレット」の剣戟シーンなど)をそのまま固定で撮った1~2分の映画ばかりだったらしいです。20世紀の初めお話のある映像作品はまだなかったようです。
そういう意味で、クロースアップがないと言えども、「月世界旅行」はSFとしてのみならず、当時まだ珍しいオリジナルのドラマでもあった画期的な作品と言えるのでしょうね。
その代わり、メリエスはカメラを動かすことには全く興味がなかったようです。
被写体とカメラの距離を変える手法自体はもう少し前に試みられていたかも知れませんが、クロースアップを“発明”したのは、かのD・W・グリフィスらしいです。彼の超大作「国民の創生」が作られたのが1915年ですから、恐らく1910年代前半だと推測しております。
>youtube
これ以外のメリエスも観られたら、嬉しいなあ。
後でトライしてみましょう。
貴重な情報、有難うございました<(_ _)>
日本はまだ明治という時代にショートパンツで現れたお姉ちゃん方に可笑しいやら嬉しいやら。AKBはいつの世もいるんですなぁ。
youtubeでは、先日「赤い風船」も観れたし、本当に嬉しかったですわ。
撮影技術のことはよくわからないけど、工夫して観ている人を驚かせようという心意気が伝わってきます。
最近人気のアニメ「宇宙兄弟」のOPが、この作品へのオマージュに満ちていてニマニマしちゃいました(笑)
なるほどなるほど。
観るかどうか分からないけど、覚えておきましょ。^^
今度、友人がこの映画をプラネタリウムで上映するらしく、その日を今から楽しみにしております♪
動く紙芝居ですけど、美術的にも最先端の感覚だったんじゃないでしょうか。想像ですけどね。
>プラネタリウムで上映