画家maruuの 心を磨く 絵を描く生活

50代主婦の絵を描く生活。
心穏やかにに生きるために、日々の思いを綴ってます。 maruからmaruuに改名しました。

小さな小さな振動/響き合う何か

2019-09-17 11:01:47 | 日々の感動

9月15日にアクロスの福岡シンフォニーホールで開催された、
「橘フィルハーモニーオーケストラ」の定期演奏会へ。
ホールのこの雰囲気が好き。
日常では味わえないこの空気感。



管弦楽のコンサートは本当に久しぶり。
チューニングの時から、
何十台もの楽器が響きあう音に感動、
自分の中にある芯のようなものが、
基本に戻り、落ち着いて行く。

ベートーヴェンの「運命」も
こんな曲だったのか!と
とても新鮮な気持ちで聴けた。
有名なドアをたたくような「タタタターン」の音!

一目覚めなさい一
と揺り動かされ、起こされる。
自分はこれでいいのか?
と問いかけたくなる気持ちにさせられる。

アンコールはエルガーの「威風堂々」。
(この曲の題名を思い出すのに、半日使った。
華やかで、明るさが続き、
どこまでも広がって行くような高揚感のある響きに、
ひとりで盛り上がって感動して泣きそうになった。



帰りはアジア美術館に寄って、
美術館賞。
アートカフェで画集もいろいろ開いて、ホッと一休み。




最後は音に誘われて、
中洲ジャズの轟かおりさんのステージへ。
しっかりと声量のある、素敵な歌声に引き込まれた。

ラストの曲は
「On the Sunny Side of the Street」
懐かしさもあって、
ジーンと胸が熱くなった。

管弦楽とジャズ。
生の演奏はやはりいい。
人は内側に共通の芯がある。
それぞれに響き合い、感じ合う何かがある。
その事が実感できた。

ー振動が体に伝わり、何かが目覚める。ー
色も光の波動、小さな小さな振動。
私が描く絵も、人の心を震わせて、
内側にある本質的なものを刺激し、
目覚めさせ、
奮い立たせる事ができればいいのに。

2時から6時まで、たった4時間だけど、
ひとりで盛りだくさんの1日。
体力つけて、これらもいろいろ楽しんで行きたい。
感じて、そして表現する日々を送ろう。


夏の終わりの蓮の香り

2019-09-06 19:32:51 | 日々の感動


風を感じる良い時間だった。

柳のおかげで、
サラサラと風の音が聞こえてとても気持ち良かった。

蓮の葉が風に押されて、白い裏側を見せて、キラキラ光ってた。



群舞のような蓮の動きを見てたら、
海を眺めてる時と同じ気持ちになった。



夏の終わりの蓮の香りも伝わればいいのに。

久しぶりに自然を五感で感じて
大切な何かを取り戻した。

蓮の花/精一杯とは?

2019-07-20 11:05:02 | 日々の感動

今年も蓮の花を観に行く。
先週も、今週も。
行くたびに、観るたびに、
なんとも言えない気分になる。


グッと感じる。
この何かを
描きたい。
と思う。


根を張り、水の中から茎を伸ばし、
葉を広げ、花を咲かせ、
どんどんどんどん大きく、
池にびっしりと生え、
潔く枯れて行く。

以前は蓮の美しい花に注目したけれど、
今は、精一杯生き続けてる姿を描きたいと思うようになった。

10年以上、撮ってきた写真は700枚ぐらいある。
その全てを見つめながら、
あの時の景色、あの時の気持ちを思い出す。

私も蓮のように年月を重ね、
成長しているだろうか?
毎日、精一杯、生きてるだろうか?

精一杯とはどんな姿か?
蓮を観ながら、
描きながら、
問い続ける。

ホームページでmaruの絵を紹介してますhttp://maruartworks.com/








白い海/海に励まされる

2019-07-04 17:38:35 | 日々の感動


海が白かった。
海も空も白くて地平線が見えない。
白いと思い海に近づいて行ったけれど、
近づいて行くと色が変わって行った。
昼過ぎなのに、
とても落ち着いた雰囲気の海。

毎日に違う海。
一日も同じ海はない。


波紋をずっと眺めてた。
美しい色々な形が現れる。
見ていると
心が落ち着いて行く。



潮が引いたあとの砂浜は
キュッと固くて歩きやすい。

波の音と、波の音の間は
とてもとても静か。
シーンとしてた。

誰もいない海で
海を感じる。
海と語り合っているよう。

自分の内側の何かが
刺激され、 修復されて
立ち上がる。

さあ行こう。
海に励まされる。

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タケノコ/どこから来て どこへ行くのか

2019-06-30 10:18:33 | 日々の感動


ずん。
土から生え出てきたタケノコ。
土の中で繋がっていることを忘れずに、
上を空を目指して伸びて行く。

墨で描いたタケノコ。

今の自分の気持ちに近い。
20年ぶりぐらい?
体が楽になってきた。
土からやっと少し、
体が出てきた。

何のために描くのか、
誰のために描くのか、
どう描くのか?

どこから来て
どこへ行くのか。
問い続ける。

大宰府の大楠/大きな木になる

2019-06-25 13:49:55 | 日々の感動

大宰府の大楠に会いに行った。
何度も行っても、何度も見ても、
いつもその大きさに驚く。

樹齢千五百年。
目の前に立つと、色々な事を感じる。
そして感じた事を表現し、
伝えたくなる。


木のまわりは空気が違う、爽やかだ。
沢山の枝と葉が、サワサワと音をたてている。
「しっかりしろ、それでいいのか?」
やるべき事にしっかり向き合え。
そんなふうに言われてる気がした。


大きな大きな、
こんなにも生きてる生物と向き合い、
深い畏怖を感じ、
大事なところのスイッチが押される。


感じたことを伝えたい、
伝えられたら本当にうれしい。

大楠のように、
大きな木になりたい。

良い絵を描き、
良い影響をあたえる人になりたい。

この木の事を何度も何度も思い出し、
描き続ける。

白くて丸い蕾/感動を良い言葉で

2019-06-20 12:16:42 | 日々の感動


ポンポンと、
まあるく白い蕾がかわいくて、
思わず立ち止まる。

次に咲くのを
キュッとお行儀よく待ってる。

沢山の白いまるが、
白い帽子を被った子供達のよう。
お行儀良く体育座りで、
徒競走の順番を待っているみたい。



何の花かな?
と眺めていたら、
「かわいいわね」
散歩中のご年配のご婦人から声をかけられる。
小さな小さな、蕾を見ながら、
ふたりでニッコリ。

とても幸せを感じた。
感動を共有すると、
たった一言でも、
ジーンと心に余韻が残る。

感動を
良い言葉で伝え合いたい。

大濠公園 冬の蓮/水に還っていく

2018-12-15 21:25:28 | 日々の感動


茶色に枯れた茎が、
お辞儀をするようにポキっと折れて、
葉が水に浸かってる。



昨日の大濠公園の蓮。

これから、水に還り、
土に還り、
来年また花が咲く。



緑と茶色のコントラストが美しい。
空気がきれいなのか、
冬の方が、
水面に深く空が映り込む。





遠くのカモが、
私を見つけてやってくる。



しばらくみつめて、
何もないのか、
と、去って行った。




Akoyaさんの展示会へ

2018-10-14 08:27:59 | 日々の感動


かわいい色や柄、落ち着いたやさしい雰囲気の素敵な作品が沢山並んでました。





かわいい生地を使った小物たち。
日本らしい柄は外国人の方にも人気だそうです。
お土産によろこんでもらえそう!



バッグは、キレイな色、上品な雰囲気なので、
シンプルな服似合わせても、
キチンとした感じになりそう。



とっても久しぶりにお会いしたAkoyaさんと、楽しくおしゃべりさせて頂きました。

展示会は大濠公園横、護国神社前の
gallery BiN さんで、
明日10月15日までです。



プレゼントの包装は、
こんなにキレイな包装紙に入れてくれました。


緑の多い、場所。
枯葉の濃い香りが辺りに満ちてました。
この季節だけの特別な空気も楽しめました。



悠々と流れに乗って/蓮の前で思うこと

2018-09-24 14:25:41 | 日々の感動

蓮の前。
花が落ち、あのムンとした香りはない。
落ち着いた香りに。


伸びきった葉は、私の背丈をもうすっかり超えて、
堀の外側に張り出してる。


少しずつ枯れて行く様子も美しい。





秋の気配を感じる景色。
実り、枯れながら、
冬に向けて休む準備をしている。

「白秋」
と言う言葉を思い出した。
中年以降、
人生の中で落ち着きが出て来る頃を表す言葉だと聞いた。

私も、そろそろ、
この景色のように落ち着かないと。

流れる時間、
流れる季節、
自然を眺め、流れを感じ、
その流れに、上手く乗って行きたいと思う。

悠々と。