糸島の可也山を描きに行った。
これ以上のない最高の良い天気。
空は青く、
あまりにも大きく、美しかった。
凄すぎて圧倒された。
青い空と海。
深い緑の可也山は、
海と空の間で、堂々としていた。
描いていると、
分からなくなってきた。
空も海だし、
海も空だ。
全てが関係し、繋がり、混ざり合う。
実は、外で描くのは30年ぶり。
なんとパレットを忘れてしまったけれど、
体が迷わず、勝手に動いて描き出した。
絵の具を直接紙に、色をのせる。
色が光り、動き出す。
どうしよう。
世の中は、あまりにも美しく、
大きく、素晴らしすぎる。
描いても描いても描ききれず。
素晴らしさは、表現しきれない。
怖いぐらいの美しさに震えながら、
描き続ける。
空を描くのはいつだって気持ちいい。
私が描く風景には、
いつも空がある。
その場所の、その時にしかない、
特別の空が。
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