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221001 世界に評価されていた安倍元首相国葬はやって良かった

2022-10-01 15:10:23 | ニュース


安倍元総理を評価する文ですが
それでも、いくつか配慮(?)した書き方をされるのは
やはり、相手がアレだからでしょうか。
そもそも、安倍元総理の功績を評価したのが
欧米や支配侵略を目論む国と対峙している国で
支配侵略を目論む国が、(外交上のリップサービス除いて)
批判的な姿勢を見せている上に
日本国内で、喚き散らしている集団が
その侵略国の傀儡かと思われるような行動言動しているのですから。
逆に、凄く分かりやすい構造になっています。
日本のマスゴミなんて、既に連中の手中に堕ちたのは
今更言うまでもありません。
この辺は、メディアで論陣を張る人にはタブーなのでしょう。
G7からの参列者にしても
現在の、米国にしろ、ドイツ、英国、などは
安倍さんの在任中に親交があった首脳ではありませんし
カナダは、自国の災害対応など理由がありましたし
イタリアは、それどころじゃない自国の選挙で手一杯?でしょうし。
寧ろ、日本国内の反日勢力の喚き散らしで
本来、銃社会でもない日本で起きた、元職とはいえ
総理大臣暗殺という惨劇が起きた訳ですから
この機を狙って・・・の危険性も十分考慮したでしょうし。
(米国なんて、トランプやオバマの方が、熱望してたでしょうに)
このような状況を
マスゴミは「国が二分する〜」などと煽り捲ってますが
寧ろ、二分して、マイノリティーな集団の正体を
白日のもとに晒した方が、
より一般庶民にも分かりやすくなるのではないでしょうか。
そんなに嫌いな日本に、
何故、何時迄も居座るのでしょうね。不思議です。

世界に評価されていた安倍元首相 国葬はやって良かった

 安倍晋三元首相の国葬が行われた。7月に安倍元首相が暗殺されて以来、国葬の是非をめぐって議論が行われ、国葬支持が徐々に後退、世論調査では、半分以上の国民が国葬に反対していることになっているものもある。しかし、実際に国葬が行われて、その内容を精査してみる限り、この国葬は、国益にかなったものとみることができる。それは次の理由からである。
安倍元首相の国葬は行われるべきだったのか(代表撮影/ロイター/アフロ)
そもそもなぜ意見が割れたのか
 まず、安倍元首相が暗殺されて以降の経緯をたどってみると、なぜ安倍元首相の国葬への反対派がこれほど増えたのか、理解できる側面がある。それは安倍元首相の功績は挑戦的なものが多く、国際的にも、国内的にも、そもそも賛否が分かれるものだからだ。
 安倍元首相の最も大きな成果は、外交安全保障であったと考えられる。2007年のインド国会での演説で、後の「インド太平洋」と、「クアッド」にあたる日米豪印の戦略的な協力を提唱した。これは特に、対中国戦略を考える上で斬新な考え方であった。
 「インド太平洋」は、これまで使っていた「アジア太平洋」と違い、インドが加わっている。インドが加わると、中国と領土問題を抱えている国がすべて含まれるようになる。
 インド太平洋で影響力のある国々を挙げると、日米豪印と中国だ。中国だけ除けば「クアッド」になる。つまり、この2つの戦略構想は、共に、対中国戦略を描いたものと言っていい。この戦略は実際に、米豪印3カ国が受け入れることで、対中戦略の要の位置を占めるようになったのである。
 ここから考えれば、安倍元首相の功績は、敵と味方がはっきり分かれるものであった。今回の国葬に出席した各国の代表を見てみて興味深いのは、米豪印は、ハイレベルの高官を送ってきていることだ。
 米国はハリス副大統領、豪州はアルバニ―ジー首相に加え、直近3人の元首相。インドはモディ首相が参加したのである。一方で、中国が送ってきた代表は低級で、その差は歴然としていた。安倍元首相の功績を評価する側と評価しない側の差である。
 さらに、国内政策から見ても、安倍元首相の功績は、評価が分かれる。なぜなら、この「インド太平洋」と「クアッド」の特徴は、日本が、対中国戦略、特に安全保障面で積極的に貢献することを前提としていたからだ。
 例えば、もし日米豪印が協力して、中国とのミリタリーバランスを維持するとしたら、何ができるだろうか。もし日米豪印が安全保障に積極的で、中国に対する攻撃力を持っていたら、中国は、日本向け、インド向け、というように、軍事費の使い道を分散させざるを得なくなるだろう。そういった意味で、「クアッド」は、対中国戦略に大きく貢献する可能性がある。
 でも、もし日本が安全保障に積極的ではなく、中国からみて無視できるような存在であるならば、「クアッド」は機能しない。つまり、安倍元首相が「インド太平洋」「クアッド」を提唱するのであれば、それは、日本が安全保障に積極的でなければならない。戦後の「平和主義」のままでは、米豪印にとって、助けにならないのである。

 これが、国内における国葬の議論に影響したと考えられる。7月に安倍元首相が暗殺されて以降、「平和主義」を支持する人々は、国葬に反対するキャンペーンを全力で張った。例えば、統一教会の問題は、実際には与党だけでなく野党も関係を持っていたのに、国葬反対キャンペーンの人々は与党との関係だけを取り上げて反対した。  国葬への費用が高いという批判も同じだ。実際には、国葬ではなく、別の葬儀形態をとったとしても、費用が一定程度かかることは、あまり議論されなかったようにみえる。つまり、国葬に反対していた人々にとっては、統一教会との関係や、かかる予算は、それほど重要ではなかったのである。国葬反対派にとって重要なのは、安倍元首相の「平和主義」を転換させようという構想そのものを、つぶすことだったとみられる。  7月の暗殺から9月の国葬まで2カ月半あったことは、国葬反対キャンペーンに十分な時間を与えた。こういった議論と関係したくない人々から見れば、こういった争いそのものに巻き込まれるのに嫌気がさした。それで、多額の費用をかけてまで、国葬をやるべきなのか、疑問視し始めたのである。

初めて世界史を変えた日本人

 このように、日本で国葬の是非が分かれたとしても、実際には、安倍元首相の上げた業績は、明らかに国葬に値する。それを理解するには、日本の歴史について考えなくてはならない。  そもそも、過去2000年の間、日本人で、世界の歴史を変えた人がいるだろうか。科学技術分野では、素晴らしい成果もあるかもしれない。しかし、世界政治を動かしたといえる日本人はほとんどいない。源頼朝であろうと、徳川家康であろうと、その成果は島の中にとどまり、世界政治を動かしたとは言えないのである。  戦後、国葬に値する政治家として、吉田茂の名前が挙がる。たしかに吉田茂は偉大な政治家で、第2次世界大戦で破壊された日本の基盤を再建した点で、大変重要な政治家である。しかし、それは日本にとって、だろう。  吉田茂は、世界の歴史を変えた人物というべきだろうか。吉田茂が、米国の軍事戦略に使われる戦略概念をつくり、それに基づいて、大国である中国と世界の覇権を争うに至ったのだろうか。そうではないだろう。日本にとっては国葬に値する大変重要な人物だが、世界の歴史を動かしたとまでは言えない。

 このようにしてみると、過去2000年に、日本から世界はこうあるべきだという戦略概念を紹介し、実際に受け入れさせた日本人はいない。日本発を実際に体現した初めての政治家は、安倍元首相である。それは「インド太平洋」「クアッド」を提唱し、各国を説得することでなされた。  米中対立がエスカレートする中、安倍元首相の世界史への貢献は、より重視されていくだろう。だとすれば、安倍元首相を、日本人の手で、国葬にするのは当然だ。

課題はこれから

 ただ、問題はこれからである。今後、安倍元首相なしに「インド太平洋」「クアッド」を継続し、発展させていかなければならない。そこに大きな不安がある。  今回の国葬の各国からの出席者を見てみると、ある傾向が見て取れる。主要7カ国(G7)をはじめ、ヨーロッパ諸国の出席者は、高位ではあるが、トップランクではない(例外はEUのミシェル大統領)。安倍元首相のスピーチライターだった谷口智彦氏は、Boei Cafeのインタビューの中で、ヨーロッパ諸国にインド太平洋を理解させるのに、時間がかかったことを指摘している。地理的に離れたヨーロッパは、インド太平洋に対する関心がやはり低めである。  一方で、インド太平洋各国からは、トップランクの高官が来ている。豪州やインド以外にも、ベトナム、シンガポール、インドネシア、フィリピン、カンボジア、モンゴル、スリランカ、パプアニューギニア、パラオ、トンガ、バーレーン、ヨルダン、カタール 、タンザニア、コモロ諸島などは、トップランクの高官を派遣してきた。つまり、安倍元首相の功績は、どちらかといえば、ヨーロッパよりは、インド太平洋諸国から評価されている。  今、ロシアのウクライナ侵攻によって、日本は、G7諸国、特にヨーロッパ諸国と歩調を合わせている。そのことそのものは、いい政策だ。だが、もし日本が、インド太平洋各国への配慮を欠けば、安倍元首相の成果は、無くなっていくだろう。  国葬をめぐって各社の報道を見ていても、G7諸国からの出席者について報じられる一方で、他の国からの出席者への関心が低いように見える。安倍元首相の功績を活かしていくには、日本は、「地球儀を俯瞰」し、もっとインド太平洋に目を向けるべきなのである。

長尾 賢


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