ababa ...ひびのおたけび

CRPS・脊髄損傷…
病は体の自由を奪い痛みで蝕む
それでも私の心は自由で在り続ける
大空を羽撃く鳥の様に...

買います!!

2004-09-19 20:00:00 | 日記

私〝あばば〟車椅子買います!!買っちゃいます。
とりあえず喧しい母Fも納得・降参させました。

しかし、手出しになると思われる¥175,000也は
何処を如何探そうとも、ひっくり返そうとも捻出することは出来ません。
私の郵便局の定期はまだ、引き出せないので使えません。
業者さんが、3回くらいの分割ならば会社に掛け合うよ。と
言ってくれたので、それに甘えさせてもらおうと思います。
これ以上日進車に乗ってられないから・・・
でも、母F、今以上に切り詰めた生活になるから
覚悟するようにとのお達しがございました。
今以上って如何するの?私、いきおいで月に¥3,000也の
僅かな小遣いを、唯一自分の好きに使える月¥3,000也を要らないと
放棄してしまったのです・・・・
くーっ、いくら車椅子の為とはいえとんでもない事を口走ってしまった・・・
はぁ・・・何てバカなこと言ってしまったのだぁ~
これ以上、自分にストレスを科すきかぁ~子供みたいに、
本当に必要な時にだけ配給されるシステムに
自ら追い込んじゃったよぉ~
だって、あんまりにも自己負担額が多いんだもん。

車椅子の補装具申請は、人によって違います。
労働中に被災した人は労災に申請、支給されます。
厚生年金の障害年金が支給されている人は、厚生年金に・・・
それ以外は、市町村の障害福祉課です。
市町村に申請する場合は、数日前にも書きましたが耐用年数が5年間、
市町村の負担額は最高で¥102,000。それにオプションで
側板やアームレストの金額の10%に全ての合計額の3%。
現在の支流であるモジュール式の車椅子は安くても¥17,8万、
平均で¥25,6万、高いものは¥30万以上です。
私の今の米製の車椅子は¥30万を越えています。
自己負担額は、もちろん¥10万を超えました。
しかし、当時は訓練校在校中で毎月十数万の訓練手当てが
障害年金以外にあり、楽ではなかったですがなんとか
1回現金払いが出来ました。
本当のところは、車椅子購入後に入院した、生命保険からでた、
入院給付金で支払ったのですが。
補装具申請で購入する物は、車椅子以外にも沢山あります。
義足・義手・杖・体幹装具・下肢装具・杖
ストーマ用具・補聴器・義眼・・・数多くあります。
ほとんどの補装具には、耐用年数があり市町村の負担額も
種類によって違います。
もちろん、割と低価格で購入できる杖などは
自己負担しなくても良い事があります。
市町村の負担額は収入に基づいて決定されるので、
所得の多い人はもちろん全て自己負担で購入することもあります。
しかし、国民年金の障害基礎年金だけが全所得である場合は、
市町村の負担額は最高となります。
しかし、この負担額・耐用年数には問題があると思っています。
まず、耐用年数は実際の耐用年数には比例していません。
車椅子をアクティブに使ったり、私のように体重が重いと
耐用年数いっぱいの5年間使い続ける事は品物によってはかなり厳しいです。
母の使う松葉杖は、2本セットでも木製だと¥10,000しません。
それに普通に使えば5年以上使えますし、
母も6,7年問題なく使っています。
もちろん、杖先に着けるゴムは磨り減る度に交換します。
しかし、1個¥500もしません。
金額が安いので耐用年数が短いのです。
私が一番納得できない事があります。それは義足です。
義足には色々なタイプがあり一概にいくらとは言えませんが、
膝下の切断で使う下腿義足でも、¥50万するものもあります。
その¥50万する義足の自己負担は収入によっては、
¥50万全額が市町村負担なのです。
耐用年数も2~5年で幅広い対応が出来ています。
何故、車椅子と義足にどれ程の違いがあるのでしょうか?
移動手段が車椅子しかない下肢障害者にとって、車椅子は自分の足なのです。
車椅子がないとトイレにも行けません、
今、自分の居る場所から一歩も、何処にも行く事が出来ないのです。
それなのに車椅子の行政負担は収入が全くなかったとしても、
¥102,000が上限なのです。¥102,000の範囲内で
買える車椅子はやはり、高い物に比べると強度も劣ります。
自己負担するお金がなくて、安い物を買えば耐用年数の5年をもたせる事は
無理です。何故、これ程までに車椅子に対する行政の理解度は
低いのでしょうか?確かに、行政の予算の中で
車椅子の占める割合は増えているそうです。
しかし、それよりも車椅子を必要とする障害者が多いのです。
金銭的に恵まれている車椅子使用者は、何とも思わない事かもしれませんが、
少ない障害基礎年金だけで生活している車椅子障害者にとっては、
身体の一部に関する大切な訴えなのです。本当に分かって欲しいのです。