神楽

暇人です、文字ウチ書き間違え多、読み返すと内容変わるから読み返さない、読み方は皆様に甘えさせて頂きます。

たったひとつの夢のために[3]

2018-09-26 11:56:00 | 短長編小説
(そんなコンナで、俺は望美と言う女に連れられ、弁護士事務所に居る?)


[事務所受付]

「あのー○○先生に会いたいんですけど・・・」

『どちら様でしょうか、お名前をお願いします』

「私は1週間前に先生に電話連絡をした、○○望美です」

(・・・連絡って?、コイツ何者だ!!)

『ああ!望美ちゃん!随分大きく成ったわね、おばさんの事覚えてる?』

「あッ!○○先生のお嫁さん!」

えっ!・・・普通そんな呼び方しないだろ!!

「え~なんで?、私がおば様に会ったのは、先生の結婚式だったのよ」

いやッ!それでもだな!

『かまいませんよ、望美ちゃんに会ったのは、それが最初で最後だったしね、あの頃は確か望美ちゃんが5才ぐらいだったかしらね(笑顔)、だから覚えていてくれて、とても嬉しいわ』

はァ~~~そう言うものですか?
(望美は俺を見て笑った、そして俺達は応接室へ)

『ところで望美ちゃん、彼はボーイフレンドかしら?』

「はい!」

(え~さっき会ったばかりだろが!、何なんだコイツ!)

おいお前!
「望美!」

望美!
俺がいつお前のボーイフレンドに成った!!

「さっき、コノビルの下で」

俺の記憶がただしければ
ほんの少し前に会ったばかりだやよな!

それなのに何で俺がお前のボーイフレンドなんだ!

説明たのむは!!

望美!!
説明は!

「別に無い!」

えェ~~何言ってんだ
と聞いてるんですが

望美!!!!説明!

「だから・無い!、何となくアキラと一緒にいたくなったから・私ね解らないんだ、だからココに来たの、弁護士の先生なら何か解るかもって思ったから」

ソレ俺に対する答えになって無いのはよーく解った!!

お前マジ訳わかんないヤツだな・・

「うん(笑顔)よく言われる」

はーァ・・・まあいいか・・・
ココまで来た俺も俺だしな
ソレに弁護士って会った事もないし

社会見学ってね・・・

「アキラありがとう(笑顔)」

(名前呼び捨て、やけに馴れ馴れしい言葉使い、本当コイツ何者なんだ?)


(目の前にお茶とケーキを並べられ少し時間をおいて、弁護士が入って来た)

弁護士
『望美ちゃん本当に大きくなったね、何歳になったのかな?』

「お久しぶりです先生、15才になりました」

『15才か、中学3年生だね』

「はい」

『私に聞きたい事って、あの事件の事だよね、友達に集団で殴られ亡くなった、出た判決は、主犯格の青年含む4人は少年刑務所、幼なじみの青年は更生院』

「はいそうです!、どうしても納得出来ないから、なぜ殺されたのか、幼なじみが悪い人達と一緒に居たから、ソレを止めさせる為にソノ人達の所へ行った、ただソレだけなのに殺された!!」

『そうだね、それだけで納得できるはずも無いね』

「どうして・・・兄は死んだの!!!!」

(えっ!俺・何のんきな事考えていたんだ、コレじゃ俺ただのバカだ!、望美の笑顔の中には、俺には計り知れない悲しみが隠されていたのだ、驚きよりソノ笑顔が悲しく思えた、望美が俺の手を取りココに連れて来た意味が解ったから、望美は弁護士に質問しながらも、震える手が俺の手を掴み離さなかった・・・俺はソノ手をギュッと握った)

(言葉は必要ない、今の望美に必要なのは・・・)

望美・俺が居るからもう泣いて良いから・・・

(俺のソノ言葉で・望美は俺にしがみつき大声で泣いた)

・・・・・・涙ってこんなに・・沢山・・・有るんだね・・・

(望美は泣きながらそう呟いた、俺は・おそらく望美は、今日まで1度も泣けなかったのだろうと思った)

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町中で偶然見つけた女の子
笑顔がすごく可愛いくて

俺は生まれて初めて恋をした・・・

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ではまたね~~~👋👋👋