神楽

暇人です、文字ウチ書き間違え多、読み返すと内容変わるから読み返さない、読み方は皆様に甘えさせて頂きます。

紡ぐ・あまねく想い

2018-12-15 10:54:49 | 短長編小説
心がひとつ空に消えた
大切な願いと共に見えなくなった

どれほど後悔をしても
差し出した手が
再び触れる事は無い

追い求める想いは瞬時に消え
恐くて・・・・・ 何かを求め街をさ迷う

胸に手を添え
溢れる思いを封じ込めた

この思いが再びこの手に
触れる事等あり得無いと知るも

心はあなたを追い求める
泣いて・泣いて泣いて涙も枯れ

慟哭の思いが心を掻き回す
瞼の中にいるあなたは何も語らず

氷河の如く冷たい思いが
私を導く
微笑みは壊れた心を打ち砕く

心の奥深く眠るあなたさえ
空に消え失せ
冷たい氷矢が繰り返し繰り返し 空から私を戒める

いつからだろう
心も無く街をさ迷い
ただあなたの存在する街を探す

今の私には光は無く
全てが闇に落ち
手探りで歩く事すら許されず

暗闇をはいつくばって
あなたが言った最後の言葉を探す

ふたりの永遠を 欠けた私の命を代価とし

あなたに紡ぐ・想いが・ ・・・体が凍え白い息の中

私は電車を待ちながら
待合室でうたたね

ほんの一瞬眠りに誘われ
誰かの悲しい思いが私の頭に入って来た

涙の雫・・・!? 私の?!? でも想いは残る

だから・・・あと少しだけ
次の電車が来るまで
このままに

ただ一瞬の 紡ぎあまねく想いのために

夢を・・・・ 〆

ーーーーーーーーーーーーーーー
ではまた・ねェ~~~(^o^;) (悲しい想いは・・どこから?)



たったひとつの夢のために[10 望美]

2018-12-15 06:17:14 | 短長編小説
朝目が覚める→→→今日は日曜日
身支度を済ませ
おしゃれをする

アキラに高校の入学祝いにプレゼントされた→→→ポーチ

ソノ中に入っているのは
アキラが似合うと言ってくれた
髪飾り

今日はコレを着けてアキラの所へ
綺麗に髪をとかし髪飾りを着けた

「うん!、コレでバッチリ、アキラが言ってくれる・・はず・なんだ・・・」

「言葉は届いてる、ただアキラは長い眠りの中にいるだけ・だよね・・・」

そう言いながら・・・・・
絶対に大丈夫だと念をおす

私は神様にも
他の何かにもお願いなんかしない!!

アキラだけを信じてる!!

私達ふたりで
・決めた覚悟
・未来の約束
絶対何が有っても
いつも一緒に居る

決めたのは今年の春
高校の入学式の時だった

学校からの帰り道
桜並木を歩きながらアキラが言った

『俺達はふたり一緒に色々な事を学ぼう、コノ先沢山の壁にぶち当たるだろうけど、全てふたりで考えて、一緒に未来を見よう』

アキラが言った言葉にうなずき

「私も、アキラが居る未来を一緒に歩きたい、アキラと一緒なら・何にが有っても・絶対大丈夫な気がする・・・」

『おい!ソコは気がするじゃないだろ、絶対大丈夫なんだよ!!』

アキラは少し照れながら
そう言った

プロポーズ?
なんて言葉じゃないけど

私達の未来が一緒だと信じ・てる・・

だから神様や他の何かなんて
私達には必要ない

ソレで良いんだよね(笑顔)・アキラ!

私達の出会いは・決して・・・
偶然なんかじゃなかったんだよね

アキラが私の未来なんだ!!
そう信じて良いんだよね(笑)

過去形なんか嫌だから
私達は一緒に未来を見る!!

絶対に絶対に絶対だから・信じてる

一昨日アキラのお母さんから連絡が来た
明日は検査が沢山有るので・・・

私は
「解りました、では日曜日にお邪魔しますね」

何だろう?
アキラのお母さんの言葉に
軽い違和感を感じたが

コレまでにも何度か同じ様な連絡はもらっていたけど?

何故か何かが違ってた・・・

昨夜の事
父と母が突然
明日アキラの病院へ一緒に行くと言い出した

時間になり母が私を呼びに来た

私は車の後部座席に座る
・・・・・言葉は無く
私は窓の外を眺める

車のスピードが速くなり
ボーッと窓の外を眺めていた

家からアキラの病院迄
車で約1時間

それでも学校からなら歩いて30分
だから私は毎日学校へ行き
帰りは少し足早に
アキラの病院へ行く

少し車によったのか?
窓の外を眺めていると

不思議なモノが見えてきた?

走馬灯の様に景色が変わる
ソノ景色の中に
可愛い男の子がいた

良く観ると・・・・・
まさかッ・・ねッ・・・!!
違う!・・よね?・・・・

ふと気付いた??
「お父さん・・・道が違うよ!、お父さんってば!、ここじゃないよ!?」

・・・・・・・ここは?
「ねぇ?、お父さん!!」

知らない場所でスピードダウン
駐車場らしき場所で車を停めた

ココどこ???
「お父さん!、ココって・・・」

その時お母さんが私の腕を引き寄せ
抱きしめた・・・・・

「・・・お母さん、ここって・葬儀場??、だよね・・・・・」

私の言葉に母は頷き
母は私に寄り添い建物の方へ足を運んだ

なぜだろう・・・
解っていたのか?
不思議な感覚は有るけど

自分でも不思議に思うくらい冷静だ

『そうなんだ・・・しばらく会えなくなるんだ、・・・仕方ないなァ~、アキラ!ズルイよ!、眠ったままだよ!、声忘れちゃうよ、次は・い・・つ・会える・・の・かな?、約束まだだ・・よ!ズルイ!!!!・・・・』

アキラのお兄さん達が
私に歩み寄る
「望美ちゃん・・・、ごめん、昨日脳死判定が下された、アキラは自分でドナーカードを所持していたから、臓器は移植の為に昨日ソノ処置が行われた、望美ちゃん・・本当にごめん。」

私は・・・なぜかその言葉さえ
冷静に受け入れていた

「お兄さん・・・、アキラを生かせてくれて・ありがとうございます」

なぜだろう自分でもビックリするくらい自然に言葉が流れ出た

葬儀場へ足を踏み入れた

1番奥で沢山の白い花に囲まれた棺が私の目を止めた

私はゆっくりとアキラが眠る場所へと近付いて行った

一歩一歩また一歩・・・少しずつ・・・

本当にゆっくり・・・

足を止めたソノ場所は
真白き花達に囲まれ笑顔で眠る
寝ぼすけが眠ってる

私は・・・
『アキラ・・・ズルイよ、次のデートの約束・・した・よね、キャンセルなんて聞いてないよ、ねぇ・・・約束はいつに成るの!!』

なぜだろ?

アキラが返事をした・・・ような気がした!

私は・・・何かを感じた
ソノ瞬間・・・『うん!そうだね、その時までアキラは眠ってて良いよ、私が必ずアキラを見つけるから』

・・・普通にいつもの会話をした

アキラのお兄さんが私にいった
「望美ちゃん、コノ2か月間、毎日毎日、彰の病室へ通い続けてくれて、ありがとう、彰も本当に悦んでるはずだよ、私達からお礼を言わせてほしい、本当にありがとう」

私は「アキラのお兄さん達、お礼を言うのは私です、毎日面会を許して頂きありがとうございました」
望美はそう言いながら頭を下げた

アキラは真白い花園の中
とても・・・とても機嫌が良いのか
笑顔と一緒に・・・空高く舞い上がって行った

次のデートの約束は???
・・・そうだね解った

それまで待ってあげる
でも・・・次・約束破ったら
暫く口聞いてあげないから!!

今回は・・・それで許してあげる

アキラ・・・・・約束だからねッ!!

なぜだろう実際問題
私は一粒の涙も流れ出ない

それより次のデートの約束が待ち遠しくて・・・・・・


早く来ないかな~~~

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


では皆様・・・オチが見えたところで

またね~~~ヾ(*`⌒´*)ノ・・・(逃)・・