神楽

暇人です、文字ウチ書き間違え多、読み返すと内容変わるから読み返さない、読み方は皆様に甘えさせて頂きます。

月夜になくは何?

2020-09-08 04:04:00 | 短長編小説
灯りが消えた町

誰が灯りを消したのか?
それは・・・おまえと誰かが言う

だが認められない真実も有る
何故・私なのか

私だけが悪いと決めつけられる皆が知っている事なのに

・・・解らない

ティーポットにお湯を注ぎ
砂時計をひっくり返す

砂時計の砂が全て落ちれば
ほどよい紅茶を頂きましょう

全てはそれから考えれば良い焦りも無く恐怖も無い

有るのは夜空に輝く優しい灯り私には見えるのだ

ティーカップの中の紅茶に写る月灯りが

だが私が悪いと言う者達には
未来永劫見る事が出来ないであろう

なんと悲しい事だ人を信じ

他人に対して優しい心を持ちそれに気付いた者だけが

あの夜空に再び月灯りをもたらす事が出来るはずなのに

人々がその真実に気付けないならここもおしまいですね

全ての灯りが消え
朝日は昇らず
永遠の闇の中で

誰が悪いと罵り合う姿が目に浮かぶ

私は最後の紅茶を月と共に
飲み干す事にします

残った者達は永遠の闇で自分の意思を貫きなさい

でも・・・一体いつまで正気で要られるものなのか?

それは神にも予測不可能か
人間とはそれほどまでに・・・

愚かだとは
それでも私は人間を信じたい

だから私に夢を見せて下さい

あと少し・・・・〆