博士達はクリスとティアから届いた本物の母星の有り様を見て
我々が考えていた以上に酷く
母星が劣化している事に驚きと失望で言葉が出なかった!!
だが我々が諦めてしまったら
本当の意味で母星は朽ち果てる
やはり母星を完全復活は無理でもある程度までは・・・・
せめて人間が何の防御をする事無く
地上で大地に足をつけて立てるまでは・・・・・
そう願いつつ深い眠りに落ちていった
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そして1週間
博士達は冬眠カプセルから本当に目覚め始めて母星を目の当たりにし
絶望以外の何も考える事が出来なく成った
だがそんな博士達にクリスが
「セガール博士、それなら簡単に出来る、俺の母星はモートンが生み出したウイルスのせいで半数の人間が死んだ、だが後の半数は俺が作った箱舟で今時間を止めた状態で宇宙空間に留めている、俺の願いはただひとつ、俺の星の民達をこの星で住まわせて欲しい!!、ソレを叶えてくれるなら俺がコノ星を再生する手助けをする!」
セガール博士はクリスの言葉にビックリを通り越し呆気にとられていた
だがクリスとティアの瞳を見て全て嘘では無く本当だと感じた
今コノ星に生きる最後の人間は我々5人だが我々が生きる為に何をすべきかも解らず迷い悩んでいても何も解決しない
なら彼等を信じ先へ進む事が正しいのか・・・
博士が考えを廻らせていると他の4人の研究者が
「セガール博士、我々はもう何も失う物は有りません、このままでは我々5人が朽ち果てるのを待つのみです、クリスは自母星の人々が安心して暮らせる星を探してる、なら、我々は母星を人々助けるだけです、星が違えど人間を助ける事は合致していますよ、クリスが箱舟に乗せて逃した人々の安静の場所を求めているならココ以外無いはずです!」
セガール博士
「確かに君達の言う通りだ、もう誰もいないコノ星を守る必要等無い、ソレならクリスの母星から逃げ出した人々の安住の地がコノ星で在れば、・・・そうだなたとえ違う星で在れ人々を助けるのが私達の使命だ、迷う必要等何も無い!、ならクリス君!まず私達は何をすれば良いのか伝授願えるかな?」
クリス
「我が星の民達を受け入れてくれると言う事で宜しいのでしょうか?」
セガール博士
「勿論だ!、私達は人々の命を助ける為に研究を重ねてきた、だが残念な事にコノ星の人類は私達だけだ、人々の命を助ける事が出来ないのなら私達は必要無い存在となる、クリス君は私達とは反対に人々を助けたいが安住の地が無い、だから私達に手助けさせて欲しい」
クリス
「皆様ありがとうございます、本当に感謝します」
と言いながらクリスは博士達に深く頭を下げた
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クリス
「では早速始めさせて頂きます」
セガール博士
「で、我々は何を?」
クリス
「大した事は何も有りませんよ、博士達が1週間休んでいる間に勝手に事は始めさせて頂いています」
とッ話しながらクリスは静かに姿を消した
セガール博士?はクリスが消えた瞬間に本当に信じて良い物かと首を傾げるしか無かった
その時だった??!!
ティア
「博士、クリスが勝手に決めてしまい、大変申し訳ございません、ただ解って下さい、彼は何ひとつ嘘は話していません、ただ博士の言葉に安心しただけです、後の話しはクリスに変わり私がさせて頂きます」
セガール博士
「ティアさんでしたかな?、解りましたクリスを信じます、ですから私達が手助け出きる事を教えて下さい」
・・・・・・・つづく