日付が変わったので昨日になりますが、我が家周辺では、未明(0時から3時)~明け方(3時から6時)にかけて激しい雷が鳴り響きました
これは、上空に寒気を伴った低気圧が近づいて大気が不安定になり発生したもので、雷とともに激しい雨も降りました
(天気図は気象庁ホームページより)
ところで、皆さんは、雷をうまく発電に使えないものかと考えたことはないでしょうか?
私も気になったので少し調べてみました。
まず、最初に雷の電圧ですが、どうやら約1億ボルト、またはそれ以上になることもあるようです
一般的な家庭用の電圧は100ボルトですので、その100万倍ということになります。また、「君の瞳は10000ボルト」という曲が昔ありましたが、その「君の瞳」よりも1万倍強力ということになります
しかし、一方で雷の電気が流れる時間は一瞬です。
家庭用電化製品では、W(ワット)という単位が使われていますが、
W(ワット:電力)=A(アンペア:電流)×V(ボルト:電圧)
という式で表されます。
そして、消費電力は、Wh(ワット時)という単位で表され、例えば1Wの電化製品を1時間使用した場合は、1Whになります。
雷は1億ボルト以上の超高圧で時には10万アンペア以上の大量の電流が流れるので、瞬間的には100億キロワット以上の電力に相当するエネルギーを放出しますが、電流が流れるのは一瞬で、現時点ではそれをうまく蓄電する方法がないため、電力として活用するのは難しいようです。
また、どこに落雷するか分からないという不確実性が高いことも、電力としての活用が困難な要因の一つみたいです。
雷は時に人間にも猛威を振るい、その強力なエネルギー故に、命に関わることもある大変危険な現象です。
雷鳴が聞こえたり、稲光が見えたら、すぐに建物や車の中に避難するなど、身を守る行動を心がけることが大切です。
▼参考「雷から身を守るには」(気象庁ホームページ)
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/toppuu/thunder4-3.html