①前回り受身 1/8スロー再生
② 練習時間はどのくらいがいい?
「合気道の練習は毎日どれくらいすれば効果的ですか?」と言われました。
これは大変難しい問題。
なぜなら
合気道というのは
たんに肉体を強くしたり技を磨くという性質のものではないためです。
武術向きの肉体を作るというのは大切ですが
単に鍛えるだけでの思考ではいけないと思います。
「何時間」と断定する事が出来ないというのが答えです。
スポーツ選手は
10代後半~20代にかけて最盛期を迎えることになりがちですから
その年齢の期間などに目標を合わせて
肉体を鍛えていきます。
選手生命(現役)はだいたい30歳までです。もちろん例外的な人もいます。
そういう人は、その競技に見合った匠の技術(加齢をカバーしうる)をもった選手であることですが
合気道の世界は引退がないため
年齢によって期待される練習量や内容が違ってきます。
同じ年齢の人でも
子どもなんかの場合は、発育差もありますし
とくに小学生では、急速に発育発達している子どもさんは
同じ練習をしていても他の人と
同じ効果があるとは言えないと思います。
例えば人が1日、3時間練習をしていると聞いても
数字に惑わされることなく
練習時間よりもその中身を考えた方がいいと思います。
たとえ5時間練習しているといっても
待ち時間や、人の練習を見ている時間、順番待ちなど
実際に動いているのは案外少ないものです。
実際に身体を動かしている時間が
じゃあ多い方がいいのか?
これも答えは、「ほどほどがいい」です。
身体を痛めては、護身という性格上問題があります。
練習は、
上達を考えれば、休まずコツコツ稽古に通うのが一番良いものです。
休んだり、来り、また休んだりでは上達は100%無理です。
・十分な睡眠
・バランスのとれた食事
・夜更かしや偏食をなくす
これだけで、あとは継続して合気道する。
以上で充分だと考えます。