一昨日 3月20日は
お彼岸の中日でした
生死流転の「此岸」から
西方浄土の「彼岸」を思うその日に
偶然ですが
不思議な場所を訪れることとなりました

というのも
そもそも3月21日に広島県福山で行われるお茶会に
行く予定だった知人の都合がつかず
代わりに私が行かせていくことになったのです
そのお茶会が始まる時間が朝早いので
前泊することにしたのですが
夫が何を思ったのか
21日は年休を取るから
一緒に前日から福山へ行こうと言い出したのです
折角そこまで行くのなら
少し足をのばして
前日の20日に尾道に行こうという話になり
美術館の好きな夫の意見で
船で生口島に渡って
「平山郁夫美術館」へ行くことになりました

そしてついでに
そのすぐ横にある
「耕三寺」にも立ち寄ることにしたのです

そこは
初代住職・耕三寺耕三が
母親の菩提寺として
昭和11年より30年余りの年月をかけて
建立した浄土真宗本願寺派の寺院でした

しかし
一歩足を踏み入れると
普通のお寺とは少し異なる
とても不思議な空気を感じました








この広大な境内で
数時間を過ごした後
門の外の道路へ出た時に
感じた感覚は
一言でいうと
まるで
一旦死んであの世を体験し
またこの世に帰って来たかのような
そんな不思議な気分でした
奇しくも
彼岸の中日に
そんな場所へ出かけたこと自体が
なんだか導かれていたような
少し不思議な気がしています
黄泉がえり・・・
そんな言葉が
ふと頭のなかに浮かんできます
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