音信

小池純代の手帖から

日々の微々 230212

2023-02-12 | 歌帖
  230212


    或る夜の梅


 きさらぎのこごゆる闇のひびわれのひびより出づるしら梅の花


 梅の花いづこにつづくきのふからけふへと架かるゆめのうきはし


 春の夜のゆめのうたかたしらうめの闇にうもれてかをるつかのま







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