音信

小池純代の手帖から

日々の微々 230219

2023-02-19 | 歌帖
  230219


    或る晩の白


 白き影が通り過ぎたりわがうちのあるかなきかのきれいな路を


 雪落ちて水に氷に或るはまたゆるりとぬるい泥にくつろぐ


 髪白くなるはなかなかよいものよ鶴にならうか鴎にならうか








コメント